６『また明日な』 ページ7
「…めんどくさい」
私が素直に口に出すと、仁王がクスクスと笑い言った。
仁王「言うと思ったぜよ」
丸井「ちぇっつれねえな…てか小鳥遊、食べてる時はかなり話してくれるんだな。」
「まぁね。逆をとれば食べ終わったらまた私は寝るよ」
仁王「怠惰じゃのぅ」
食べ終わった後また寝ようかと思ったが、流石に初日なので教室へ戻った。
…気づいたのが前の席は仁王雅治という事。
そしてもうひとつ、少し目立っていること。
「私、目立つの嫌い。だから少し離れて」
そう言っても彼らは…
丸井「ん？誰に見られてんだ？俺が言ってやるよ」
仁王「そう気にしなさんな、何かあったら俺が守るぜよ」
「…」
無言でまた腕を枕に顔を沈めた。
…もう、何も言っても聞いてくれない気がするから諦めた。
＊
最後のチャイムが鳴った。
ふぅ、やっと帰れるなぁと私は溜息をついた。
片手をスクールバッグの紐に通し、肩にそれなりの重みが乗っかる。
上履きを鳴らし、歩を進めようとすると後ろから呼び止められた。
丸井「あれ、ほんとに帰っちゃうのか？」
…？
「…私、部活入ってないよ」
仁王「テニス部じゃ、テニス部。」
「…あぁ、それか。私もう疲れたから帰る。」
丸井「そんじゃ、明日来る？俺の妙技見たいって言ったよな！な！」
「…分かったよ、明日行けばいいんだね。」
仁王「学校休むのは無しだ」
そこまで言いかけた彼の言葉に自分の言葉を被せた。
「わかってる分かってる。それじゃ」
彼らは また明日な！ と元気に手を振った。
…また、明日か。
なんで彼らはあんなに優しくしてくれるのだろうか。
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にぼし - 美空さん» ありがとうございます！早速更新してまいります！ (2018年4月26日 20時) (
レス) id: f8707c236f (このIDを非表示/違反報告)
美空 - 続きが気になります。更新楽しみにしてます！頑張ってください(^_^)応援してます！ (2018年4月25日 19時) (レス) id: 611dba761a (このIDを非表示/違反報告)
にぼし - オレンジプリンさん» ありがとうございます、頑張ります！ (2018年4月17日 21時) (レス) id: 497645a1bd (このIDを非表示/違反報告)
オレンジプリン(プロフ) - いえいえ。更新頑張ってください( ＾∀＾) (2018年4月17日 19時) (レス) id: 3847ff2748 (このIDを非表示/違反報告)
にぼし - オレンジプリンさん» 今気づきました、申し訳ございません…ご指摘ありがとうございます、手直しをしておきます。 (2018年4月17日 19時) (レス) id: 497645a1bd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ガブちゃん | 作成日時：2018年4月13日 1時
