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二人掛のソファーじゃ少しきついし、落っこちそうになりながら服を脱がせ合って。
お互い下着だけの姿になる頃には触れられただけで、胸が苦しくなってた。
「この前より優しくできませんよ？」
『もう・・優しくされてないし(笑)』
「ソファーだしね？どんだけがっついてんだ、俺(笑)」
ゆっくり体を起こされて、タイミングよく新調したばかりの下着を外されて。
もう一度見られてるのに、恥ずかしくなって隠した胸元に顔を埋めたユンギくん。
あっという間に恥ずかしさなんて忘れて、ユンギくんの刺激で体がいっぱいになってく。
「Aさん？」
声がうまく出ない私を嬉しそうに見つめるユンギくんの瞳はすっかり男の目で。
それだけで嬉しくて、また泣きそうになる。
「めちゃめちゃ好き。」
出会った頃が嘘みたいに甘すぎるユンギくん。
我慢してた涙がこぼれた。
・
肌寒くて目が覚めた。
でも体に絡み付いた男らしい腕と、背中に触れてる硬くて筋肉質な肌に、あっという間に体が熱を持つ。
抜け出そうと腕をほどこうとしたら、引き寄せられて、うなじにユンギくんの笑い声が触れてくすぐったい。
「するつもりなかったのに。Aさんのせいですよ？」
他愛のない会話が心地いい。
それだけでまた泣きそうになる。
「また泣いてる？」
『泣いてないよ？』
「嘘が下手だなぁ(笑)」
そういって頭を撫でてくれる、それだけでまた愛おしさが溢れてくる。
こんな未来、想像してなかったな。
胸焼けしそうなほど甘い彼に、怖いほど堕ちていく私は
きっと砂糖みたいに甘い彼から離れられない。
*塩ひとつまみ、砂糖少々。* end.
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作者名：蒼しょこら
| 作成日時：2022年5月16日 15時
