塩ひとつまみ、砂糖少々。*yg* (ページ25)

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薄暗い部屋を、唇を重ねたまま移動するなんて器用だなと思いながらも
熱はどんどん帯びていく。

そっと横たえられたベッド。
ミンくんの香りに包まれて胸が掴まれたみたいに痛い。

「いいってことですよね？」

『・・う、ん？』

「あーマジでどうしよう・・嬉しすぎる(笑)」

『でも展開早いね(笑)』

「止めてって言われても止めませんよ？」

甘かった空気がいつもの楽しい空気に変わる。
こんなミンくん知らない。
甘すぎて耐えられるかな？

「すぐ俺のものにするって、今決めたんで(笑)」

いつの間にかはだけた胸元に、花びらを咲かせると
嬉しそうに笑って
そんなに大きくない私の胸を、ミンくんの手が覆う。
それだけで下腹部が疼く。

なんてはしたないんだろうと思いながらも気持ちは昂る一方。

「先輩、脱がせて？」

ゆっくり体を起こされて、私の頬を撫でながら微笑むミンくんからとんでもない甘い香りがする。
戸惑ったのはほんの一瞬で、吸い寄せられるようにミンくんの服に手をかける。

『ミンくん、鍛えてるの？』

「だらしない体だと思われてた？」

『うー・・ん？』

「さっきから微妙な反応(笑)」

『察してよ！恥ずかしくて死にそうなんだから！』

「可愛い」って抱きしめてくれたミンくんの甘い香りが、濃くなる。私より白くてキレイな肌に、うっとりしてしまう。

『私、耐えられるかな？』

「耐えられないくらい、可愛がってあげます(笑)」

歯が浮くような言葉を口にするくせに、恥ずかしそうに顔を赤らめて笑う。

その表情も全部好きだなって思う。