塩ひとつまみ、砂糖少々。*yg* (ページ24)

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「先輩に嘘をつきました。
あの時、同僚として好きって言いましたけど・・本当は先輩のこと、一人の女性として好きです。」

胸を伝って聞こえるミンくんの声は、いつもより低く感じる。それすらも愛おしく感じてる。
それでも期待を通り越して自惚れてるって思ってしまうのは、
まだミンくんの言葉を信じていないから。

「めちゃめちゃダサいけど、弟さんに妬いて、仕事も疎かになるくらい先輩が好きです。」

それすらも越えてくミンくんの言葉に、我慢してたものが溢れてく。
今やっと、テヒョンの言ってた言葉の意味がわかったよ。

『うん、わかった。』

「なんすか？その返し(笑)思ってたのと違うんですけど？」

『ありがとう、ミンくん。』

ミンくんの腕の中から見上げると、不安そうな顔。
ホント、変な返しばっかりだね？ごめん。

『私もミンくんのこと、好き。』

緩まった腕と小さなため息と、少し潤んでみえるミンくんの瞳。
愛おしくて堪らなくなった、桃色の頬にそっと触れてみる。

少し驚いてから優しく微笑んだミンくんを気づいたら私から抱き寄せて、

『好き。』

もう一度言葉にしたら、塞がれた唇。
あの時よりとは違って
伝わってくるミンくんの気持ちに応えようと必死になる自分が恥ずかしいけど、止まらなくて、
夢中でミンくんを追いかける。

体がじわりと熱を持ち始めた頃、ゆっくりと離れた唇。

「もう・・我慢させないでください。」

腰を抱き寄せたミンくんの腕に応えるように
私から唇を重ねて、ミンくんの首に腕を回すと。

引き留めてた何かが外れて、夢中でミンくんを求めてる。