あざとさと、可愛さと、男らしさと。*jm (ページ7)

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『今日のジミン、なんか変・・』

「俺は普通。変なのはそっちでしょ？」

『まぁ、否定はできないけど・・うん、そうだね。』

可愛くしてもらって浮かれてたんだ。
いつものジミンの言葉が、いつもより重くて苦しい。

今日はツいてないなぁ。

『明日も仕事だし、帰ろ？』

「・・ごめん。」

『なんで謝るのよ。』

「せっかく・・なんか、ごめん。」

やっぱり変。
疲れてるんだ、私なんかに付き合ってくれたから。

『私買い物して帰るから、先に帰って？』

「なんで？」

『何でって・・付き合わせるの悪いし。私なんかに付き合ったから疲れたでしょ？早く帰って休んで？』

ジミンといてこんなにモヤモヤすることなんて一度もなかったから、勝手に戸惑って買い物なんて嘘ついちゃった。
こうでもしないとまた変なこと言ってしまいそうだから、頑張っていつも通りに笑ってみたつもりだけど・・うまく振る舞えてたかな？

「駅前のスーパー？」

『え？ジミン？？話聞いてた？』

「もうすぐ閉まるよ、早く行かないと。」

なんて私の心配をよそに、再び繋がれた手。
さっきまでとは比べ物にならないほど強くてほどけないのに、あたたかくて優しく感じる。

「Aちゃん家行きたい。」

『え・・えぇ？！無理無理っ！汚いもん！！』

「俺の部屋よりキレイだから大丈夫。」

『部屋に上がったことないくせに、なんで言いきれんの？』

「女の子だから」少しだけ振り返った横顔は悪いことを考えてる顔。
偏見反対！って騒ぐ私に、口を大きく開けて笑ってる。
いつものジミンに戻ったみたい。

「お酒も買って帰ろ！いっぱい飲もー！！」

『待て！家主は許可してない！』

「出発ーー！」

繋いだ手が楽しそうに揺れる。