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第七十八話 ページ29

「ナイスレシーブ!」



「レフトレフト!」



「木兎さん!」



「おらぁっ!」





木兎さんのスパイクが決まる。





変化してる烏野でも唯一変わってない子がいる。



金髪の眼鏡の男の子…。



バレーに全力をかけてないような。



結局試合は12vs25で梟谷の勝利となった。



今回のペナルティは森然限定爽やか裏山新緑坂道ダッシュだ。





練習が終わって少し暗くなった夕方。



私は鉄朗さんに頼まれ自主練を手伝うことに。



体育館で木兎さんとリエーフと京治と5人で練習を始めようとしたときの事だった。





「あーちょっとそこのー烏野のー眼鏡の!」





鉄朗さんが話しかけ金髪の子が振り向いた。





「ちょっとブロック飛んでくれない?」





鉄朗さんが言う。





「あー、僕もう上がるで失礼しますー。」





そう言って逃げようとする金髪くん。





「何!!ブロック無しでスパイク練習しても意味が無いんだよ、頼むよ!」





木兎さんの言動に対して梟谷のほかのメンバーがいるじゃないかと説く金髪くん。





「なんで僕なんですか。梟谷の人は」



「木兎さんのスパイク練際限ないから皆そうそうに逃げるんだよ」



「俺はこいつ鍛えるのに忙しいんだよね。」





すると鉄朗さんはへばってるリエーフを指さした。



私はへばるリエーフにドリンクとタオルを差し出す。





「だから俺がブロック飛びますってば!」



「うるせぇ!音駒でレギュラー入ってたかったらまずそれなりのレシーブ力つけろ!」



萎れているリエーフを私は撫でる。




「もうちょっと上手くなってからにしようねーリエーフ?」




「はぁ…もっと撫でて…」




「リエーフってライオンじゃないのー?大型犬じゃないんだから…。」



「見えないかも知んないけどこいつ全国で五本の指にはいる位のスパイカーだから、練習になると思うよ。」



「ふふん!」



「三本の指にはギリギリ入れないですかね。」





京治が適切なツッコミを入れる。





「ドンマイ。」



「落とすくらいなら上げないでください!!」



「それに君MBならもう少しブロックの練習した方がいいんじゃない?」





そういうと体育館の中に金髪くんが入ってきた。





「もう一本!!」




「もう一本!!」




京治がトスを上げて打つという作業が繰り返される。



それでも京治のバレー姿を合法的に見られるのは特権だ。

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設定タグ:ハイキュー , 赤葦京治 , 黒尾鉄朗   
作品ジャンル:恋愛
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黒猫。(プロフ) - 黒月さんのハイキュー作品がめっちゃ好きです・・・(悶え)これから合宿どうなるのか楽しみすぎて夜しか眠れません!!更新頑張ってください! (2022年1月7日 18時) (レス) @page13 id: abf8c53ec1 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:黒月 | 作成日時:2019年5月3日 0時

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