第七十七話 ページ28
あっという間に日付が経ち東京遠征初日。
「なぁなぁ！スカイツリーどこ！！」
「え…スカイツリー？」
「あっ！あれかもしかして東京タワー！？」
「え、あれ普通の鉄塔だね。」
研磨と日向が話している会話に既視感を覚える。
「なに、宮城には鉄塔ないの？デジャブなんだけど。」
「東京にある鉄塔はだいたい東京タワーに見えるんだよ、地方人には！」
「おいそれ暴言ー。ここ埼玉だから。」
「前回とは違う高校でやるんだな。」
「夏合宿はいつも森然でやるみたい。涼しいんだ、虫がすごいけど。」
バシィと自分の腕を叩く研磨。
虫がいたようだ
「日向ー！！！身長伸びたかー！！！」
「リエーフうるさい。」
「ちょっと急に走ってどこ行くのって烏野来てたんだ…。」
リエーフが突然走り出したので追いかけてみたら烏野のメンバーが歩いてくるのが見えた。
「久しぶりだね翔陽くん。」
「久しぶり赤葦さん！」
「第一声から失礼だな！たった2週間で伸びるか！」
「俺は2ミリ伸びたぞ。」
「そんなくだらないどんぐりの背比べしないの！」
私は翔陽くんとリエーフと一緒に体育館へと向かった。
「ほほぉぉう。実に小気味よい小気味よいほどに」
影山くんと翔陽くん前回の合宿とは何かが違う。
だから試行錯誤の途中なんだ。
あ！シンクロ攻撃をしようとして失敗した…。
森然高校のシンクロ攻撃を取り入れたんだ。
「噛み合ってないねぇ。」
「烏野の連中今シンクロの攻撃やろうとしてなかったか？」
「スマンカバー！！」
「任せろ！！」
リベロのはずの西谷さんがバックゾーンから踏み切ってのジャンプトスをしようとしてる？
「おい、あいつら今日どうした？大丈夫か？」
木兎さんが烏野を心配しているが私にとってはこれは進化の過程だから少し怖く感じる。
完成した時多彩な攻撃で翻弄されてしまうかもしれない。
「どうしたんですかね、烏野。調子悪いんですしょうか？」
「はははははその逆じゃないか？烏だけあってさすがの雑食性。深い山の奥だろうと歌舞伎町のど真ん中だろうと食べられるものは全て食べ、自分より強いものは利用し生き残る。おそらくあれは驚くスピードで進化してる途中だよ。」
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黒猫。(プロフ) - 黒月さんのハイキュー作品がめっちゃ好きです･･･(悶え)これから合宿どうなるのか楽しみすぎて夜しか眠れません!!更新頑張ってください！ (2022年1月7日 18時) (
レス) @page13 id: abf8c53ec1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：黒月 | 作成日時：2019年5月3日 0時
