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「Aと付き合ってる。別にちょっかい出してもいいが、こいつの好意は俺以外に向かねえから諦めろ」
『ひえっ…』
「なんでお前が引いてんだ」
なんて、コントみたいな発表になってしまったのはまだ記憶に新しい。
あれ以降、ゲンやコハクには逐一、進展は？と聞かれ参っていた。
…付き合ったとは言え、うかうかしてられないから、正直それどころじゃないんだけどなあ。
『はぁ…』
「疲れたんなら休め」
『わっ！千空！』
作業は一旦止めろ。と言われたため大人しく片付けていれば、村の連中連れて向こうの樹に来い。と残し彼は先に歩いて行く。
――科学倉庫から遠くもないその場所へみんなを連れて向かうと、千空、クロム、カセキが先に待っていた。
そして、千空が何かのスイッチを押せば、柔らかい光を放ち樹木が輝いた。
「わぁ…！」
『凄い…イルミネーションだ…！』
「なんか一気に戻ったみたいだね〜、現代に」
「ここまで2ヶ月、オホー！結構かかっちゃったの〜」
「いや、まあ
その言葉にゲンと顔を合わせた。
『もしかして…』
「今日って、クリスマスか…！」
「あﾞー、そういやそうだな。偶然にも」
「ウッソ〜〜」
『暦なんてもう忘れてたよ…そっか…クリスマスなんだ…』
輝く樹木を見上げるみんなを一歩下がって見つめていれば、右手にふと何かが当たった。
何かと思えば隣にはいつの間にか千空が来ていて、なに？と尋ねると再び手を当てられた。
『千空？』
「…こういうのは察し悪いな」
『？』
呆れ気味の千空にどういう意味？と聞こうとすると、右手に温かい感触。
――思わず、ハッと息を飲む。
千空のゴツゴツとした指が私の指に絡み、恥ずかしくなって顔を逸らした。
…やばい、手から鼓動…伝わるわけない…でも、心臓うるさい…。
ぐるぐる思考を巡らせていれば、頭の上に降ってくるいつもの笑い声。
『わ、笑わないでよ…！』
「悪い悪い」
『思ってないでしょ…！』
もう…と顔を俯かせると、A、と優しく名前を呼ばれ、渋々顔を上げた。
『……ずるい、それ』
「…あﾞー？どれだ？」
『笑ってる！確信犯め…！』
「はい、一旦いちゃいちゃはやめ〜」
「「！」」
間に現れたゲンに驚き、思わず手を離せば千空からの視線が痛い。
…違う違う、今見るの私じゃない。ゲンだよ。
「クロムちゃんが何か閃いたんだって。聞いてあげようよ〜」
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たくあん(プロフ) - 八つ橋さん» こんばんは！コメントありがとうございます！ 全部読んでくださってありがとうございます！！（ ; ; ）温かいお言葉凄くありがたいです！更新頑張ります！ (2021年1月17日 23時) (
レス) id: f926544a9e (このIDを非表示/違反報告)
八つ橋 - こんばんは、夢小説面白かったです、全部見ました、お身体にお気をつけて下さい。 (2021年1月17日 21時) (レス) id: ed846143d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たくあん | 作成日時：2020年12月29日 21時
