第184話 ページ7
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あの後、蜜璃さんとも合流し、隠の人達の助けを借りながら屋敷へ戻れば、治療の途中で気を失っていたらしい。
――そして、目が覚めたら、
「む、起きたか！」
『…………煉獄さん？』
「ああ！おはよう！心配したぞ！」
『(……あれ？私蝶屋敷で治療してもらってなかったっけ…？なんで煉獄さんが居るの？)』
寝起きの頭でぐるぐると思考を巡らすも、状況を理解することが出来ずにいれば、扉が開く音がした。
「煉獄さん、調子に乗ってあまり歩き回らないで下さい。またすぐに床に伏せることに…」
『しのぶさん…！』
「！…目を覚ましてたんですか？」
「うむ、ついさっきな」
「…よかった」
ホッと1つ溜息を吐くしのぶさんは、私の元へ来れば、いつもの柔らかい笑顔で、おかえりなさい。と頬を撫でてくれる。
「自分でもわかっているとは思いますが、極度の貧血です。輸血もして何とか耐えてくれましたが…毎度毎度あまり無茶をしないで下さい」
『すみません…』
「怪我をするなとは言いませんから、死にそうになるのはやめてくださいね」
『善処します……』
「まぁ、Aの善処には期待しませんけど」
と、にこりと笑うしのぶさんから漂う怒りの雰囲気。
…ひえっ…いや、でもそれ本当鬼殺隊にいる以上無理なんじゃ…。
「意識するかしないかでは随分変わりますからね」
『心を読まないで下さい…』
「で？煉獄さんはいつまでこちらにいらっしゃるおつもりで？私が寝かせてあげましょうか？」
「そうだな、俺も1度休むとしよう」
『……そういえばどうして煉獄さんが蝶屋敷に？』
そう尋ねると、しのぶさんが答えてくれた。
「煉獄さん、徐々に回復してきていて、屋敷の周辺以外でも活動出来るようになったんですよ。それでもうっかり呼吸を使って戦闘なんてすれば、血反吐を吐くでしょうが…」
「と、とにかく身体を動かそうと思ってな、君に会いに来てみれば3日間も眠ったままで驚いたんだが…。
ちゃんと目が覚めてよかった」
そう言って太陽のように微笑む煉獄さんは、私の頭を撫でると隣の寝床に入った。
「Aは全快までもう少しかかると思うので、安静にしてて下さいね。
…煉獄さん、ここに滞在するのは構いませんが、変な気は起こさないようにして下さい。彼女は怪我人です」
「ふむ…では治ってから…『煉獄さん!!!!』…冗談だ！」
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たくあん(プロフ) - なな号さん» コメントありがとうございます！貴重なお休みを使って読んでいただいて嬉しい限りです(；；)完結して数年してからもそう言っていただけてありがたいです！こちらこそ嬉しいコメントをいただきありがとうございます(*ˊ ˋ*) (10月31日 22時) (
レス) id: 909cf7c15b (このIDを非表示/違反報告)
なな号(プロフ) - すごいいい作品すぎて休日一日使って一気読みしてしまった。そして鬼滅にまたハマってしまった｡ほんと素晴らしい作品ありがとうございます‼︎感動しまくりでした！ (10月25日 0時) (レス) @page49 id: 98aa855e93 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん(プロフ) - あまねさん» コメントありがとうございます！1年前に完結している作品にコメントいただけると思ってませんでした！笑 嬉しい限りです！！（*＾＾*）ありがとうございました！！ (2021年10月2日 22時) (レス) id: 514b72b12d (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 最初から最後まで一気読みしちゃった笑､､､待ってなんでこの神作に早く出会わなかったの？私バカなの？((((喧しいわ (2021年10月2日 18時) (レス) @page49 id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん(プロフ) - ayaさん» コメントありがとうございます！ 感動していただけてよかったです！！（*＾＾*）めちゃくちゃ嬉しいです！閲覧していただきありがとうございました！ (2020年12月2日 12時) (レス) id: 5567af4702 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たくあん | 作成日時：2019年11月5日 23時
