第221話 ページ46
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『なんで断ってくれなかったんですか不死川さん』
「ア？なんて断んだよ」
『適当に言えるでしょ不死川さんなら』
「テメェは俺をなんだと思ってんだ」
煉獄さんが異動して早2週間。今は別の人から仕事を教わってる彼を盗み見れば、丁度目が合ってしまいニコリと微笑まれた。
「…で、本当に結婚してんのかァ？」
『だって女の人と2人で歩いてて指輪してたんですよ？もう無理でしょ』
「そりゃ女の話だろ。煉獄はどうだっつってんだよ」
『知りませんよ…テンパって確認も出来ませんでしたし…』
「そうかよ。じゃあまだわからねえじゃねぇかよかったな」
『くっそ…他人事だからって…！』
「敬語」
『ハイハイ！』
ハイは1回だ、と何かでコツンと頭を小突かれる。
『！ミルクティー！』
「とっとと席戻って仕事しやがれ」
『わーい！ありがとうございます！』
ルンルンで席に戻り、画面と睨み合いをしていれば、ふと暗くなる視界。
「すまない、ここを聞きたいのだが…」
『！？れ、んごくさん…！』
「忙しいなら今でなくても…」
『あっ、い、いえ！大丈夫です！』
動揺しすぎだろ、私。なんて思いつつ、尋ねられる質問に返していれば、ありがとう！助かった！と笑う煉獄さん。
…あぁ、何だかこの太陽みたいな笑顔、懐かしいなあ。
『(…私、やっぱり煉獄さんのこと…)』
「A」
「『！』」
「今、大丈夫？」
そう言って現れたのは資料の束を持った時透くんだった。
…あ、そう言えば今度の案件、義勇さんとこと一緒だった。
『うん。大丈夫だよ、どこか部屋空いてる？』
「うん、取っといた」
『じゃあ行こっか。…ごめんなさい煉獄さん、他に質問あったら不死川さんに聞いてみてください！怖そうに見えるけど、わかりやすいし優しいので！』
「あ、あぁ…」
それから時透くんと話していれば後から義勇さんや実弥さんも合流し、話がひと段落したところで、義勇さんが不意に言葉を紡いだ。
「煉獄とはどうだ？神凪」
「『ゲホッ！』」
…なんでこのタイミングで聞いてきたんだろう、義勇さん。てか、なんで一緒に噎せてるの実弥さん。
「…テメェはデリカシーの欠片もねえな」
「？すまん」
『思ってないのに謝らないでください』
と、何も知らない義勇さんに説明すれば、そうなのか…と少し残念そうな義勇さん。
「…でもこれでAはもう少し俺のこと見てくれるよね？」
『……ウス』
「脅しかよ」
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たくあん(プロフ) - なな号さん» コメントありがとうございます！貴重なお休みを使って読んでいただいて嬉しい限りです(；；)完結して数年してからもそう言っていただけてありがたいです！こちらこそ嬉しいコメントをいただきありがとうございます(*ˊ ˋ*) (10月31日 22時) (
レス) id: 909cf7c15b (このIDを非表示/違反報告)
なな号(プロフ) - すごいいい作品すぎて休日一日使って一気読みしてしまった。そして鬼滅にまたハマってしまった｡ほんと素晴らしい作品ありがとうございます‼︎感動しまくりでした！ (10月25日 0時) (レス) @page49 id: 98aa855e93 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん(プロフ) - あまねさん» コメントありがとうございます！1年前に完結している作品にコメントいただけると思ってませんでした！笑 嬉しい限りです！！（*＾＾*）ありがとうございました！！ (2021年10月2日 22時) (レス) id: 514b72b12d (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 最初から最後まで一気読みしちゃった笑､､､待ってなんでこの神作に早く出会わなかったの？私バカなの？((((喧しいわ (2021年10月2日 18時) (レス) @page49 id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん(プロフ) - ayaさん» コメントありがとうございます！ 感動していただけてよかったです！！（*＾＾*）めちゃくちゃ嬉しいです！閲覧していただきありがとうございました！ (2020年12月2日 12時) (レス) id: 5567af4702 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たくあん | 作成日時：2019年11月5日 23時
