幕間 ページ1
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ようやくパート伍!( ; ; )
ここまで続けられたのも、見て下さる皆様のお陰です!本当にありがとうございます!!
今作でも息抜き程度にですが、短編を書いていこうと思いますのでそちらも是非!
今後ともどうぞよろしくお願い致します!!(*´◒`*)
ーー時間軸:一年前・秋
ふわっ…
『……』
「…どうかしたか?」
『…義勇さん、いい匂いがしますね』
たまたま任務の帰りに出会った義勇さんと共に蝶屋敷へ戻ってる途中、ふと香る甘い匂い。
「…?何も付けてないが…」
『何でしょう?この時期だと金木犀?』
「金木犀…」
『えと…あ、あそこです』
と、指させば、そこへ向かう義勇さん。
「…これか」
『何か心当たりが?』
「お前に会う途中でこれの咲き乱れる道を通ってきた」
『なるほど!そりゃ義勇さんから匂うわけです』
…ほんと、懐かしいな。前世もよく金木犀のフレグランスとか集めてたっけか。
なんて思いつつ、金木犀が咲く木を見上げながら歩いていれば、義勇さんがぼそりと、甘い…と呟いた。
『あはは…やっぱり男の人には苦手な香りですかね』
「…少なくとも、俺には似合わんだろう」
『そうですか?義勇さんっぽいと思いますけど』
「そんなことを言うのは多分お前だけだぞ」
『え〜?花言葉とか、義勇さんにぴったりですけどね』
そう言いながら彼を見上げれば、眉間にシワを寄せる義勇さん。
『そんな怪訝そうな顔しないで下さいよ』
「…花言葉は?」
『"謙虚"、"気高い人"』
「…やはり、俺には似合わんな」
『なら、義勇さんの中には、似合うと思う人が?』
何気なしにそう尋ねると、一瞬、淋しそうな雰囲気を纏った義勇さん。
…もしかして、地雷踏んだ?
『(…あぁ、そうか、今、彼の中で思い浮かべる人は…)』
「…お前の方が良く似合うだろう、A」
『え?』
私をじっと見つめたまま、ふわりと耳あたりに一瞬触れた義勇さんの手。
頬を掴まれているわけじゃない。でも、蒼く澄んだ瞳に捕らえられた感覚。
「気高く、謙虚なのは、Aだ」
『!』
「凛とした立ち振る舞いに、慢心しないその姿勢…お前を見れば見る程、自然と惹かれるものがある」
『ぎ、ゆう、さん…』
「…付いてた」
『…へ⁉あ、ありがとうございます!』
「行くぞ」
『は、はい!』
…え?は?いや、ずる過ぎない?←
((イケメンずるい…心臓爆ぜる…))
((Aはああいうのが好きなのか…))
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たくあん(プロフ) - なな号さん» コメントありがとうございます!貴重なお休みを使って読んでいただいて嬉しい限りです(;;)完結して数年してからもそう言っていただけてありがたいです!こちらこそ嬉しいコメントをいただきありがとうございます(*ˊ ˋ*) (10月31日 22時) (レス) id: 909cf7c15b (このIDを非表示/違反報告)
なな号(プロフ) - すごいいい作品すぎて休日一日使って一気読みしてしまった。そして鬼滅にまたハマってしまった。ほんと素晴らしい作品ありがとうございます‼︎感動しまくりでした! (10月25日 0時) (レス) @page49 id: 98aa855e93 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん(プロフ) - あまねさん» コメントありがとうございます!1年前に完結している作品にコメントいただけると思ってませんでした!笑 嬉しい限りです!!(*^^*)ありがとうございました!! (2021年10月2日 22時) (レス) id: 514b72b12d (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - 最初から最後まで一気読みしちゃった笑、、、待ってなんでこの神作に早く出会わなかったの?私バカなの?((((喧しいわ (2021年10月2日 18時) (レス) @page49 id: 1a6dd63888 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん(プロフ) - ayaさん» コメントありがとうございます! 感動していただけてよかったです!!(*^^*)めちゃくちゃ嬉しいです!閲覧していただきありがとうございました! (2020年12月2日 12時) (レス) id: 5567af4702 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たくあん | 作成日時:2019年11月5日 23時