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第171話 ページ41

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日が沈みかけていた頃、私は鉄池さんの家に居た。



「待たせたな」

『うわぁ…!』



めちゃくちゃ綺麗になってる…と刀に見蕩れていれば、当たり前だろ。と笑った鉄池さん。

以前より少し細めの刀身に、惡鬼滅殺の文字、鍔は前と同じ雪の結晶のような形だが少しだけオシャレになった気がする((



「自慢の1本だ。絶対折れたりしねぇからよ。

…ま、お前の使い方次第だが」



と、ボソリと最後に圧をかけるように吐かれた言葉をしっかりと胸に刻みつけておいた。

…今まで以上に大事に扱おう…。



「…に、しても…相変わらず綺麗な刀身しやがるな…正親にも負けてねえ」

『本当ですか?嬉しいなあ…師範に近づけてるなら』

「剣技もしっかり磨いて頑張れよ、氷柱様」



そう言ってポンポンと私を撫でる頭。ふと過ぎるのは師範の顔だった。



『(最近会ってないな…手紙は送ってるけど…寂しいな……)』

「……偶には帰ってやれよ」

『!…はい!』

「まあでもとりあえずはここで療養か?」

『そうしたいですけど…鬼は増えるばかりですからねえ』



刀を鞘に収め、腰に携えて立ち上がる。



「忙しいな」

『はは…まああと2、3日は休暇を貰ってるのでゆっくりします。

刀、本当にありがとうございます!いつも感謝してます!』

「そりゃ俺の仕事はそれだからな」



今度は遊びにも来てくれ。と言われ、是非。と返事をしながら家を出ようとすると、Aちゃん。と呼び止められた。



『はい?』

「お前、小せえ身体でよく頑張ってるよ。本当に気をつけてくれな」

『…!』



ぎゅっと抱きしめられ、はい!と力強く返事をすれば、トンと背中を押された。



「じゃあまたな」

『はい!また!』



少しだけお面をズラし手を振る鉄池さんは、ニィと口角を上げ笑っていた。

――でも、これが、最後になるとは、思ってもなかったんだ。



――――――



『あ』

「!A?」



鉄珍様の屋敷で出会ったのは時透くんだった。



「久しぶりだね」

『うん!元気にしてた?』

「うん」



と、他愛もない話をしつつ、部屋に招かれた為、時透くんの部屋で駄弁っていれば、そう言えば、と何かを思い出す時透くん。



「昼間に会った…誰だっけ」

『??』

「鬼を連れてる…」

『ああ、炭治郎かな?ほら、柱合会議でいた…』



と、そこまで言えば、ああ…と少し思い出したみたいで。



「何か言われたけど…何だっけ…あんまり強くなかったな…」

『はは…』

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たくあん(プロフ) - ひまわりさん» コメントありがとうございます!!(*´`*)嬉しいです!( ; ; )かなりの話数なのに!( ; ; )ありがとうございます!続編でも頑張ります!(*^^*) (2019年11月6日 12時) (レス) id: 217fb630d3 (このIDを非表示/違反報告)
ひまわり - コメ失礼します!一気読みしちゃうくらい面白かったです!続きを楽しみに待っています\(^o^)/ (2019年11月5日 23時) (レス) id: 22b40083c6 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん(プロフ) - こね子さん» コメントありがとうございます!!めっちゃ嬉しい( ; ; )楽しんで頂けてよかったです!更新頑張ります!(*^_^*) (2019年11月1日 12時) (レス) id: 9978d450db (このIDを非表示/違反報告)
こね子 - すんごく面白いです!!今日、1話から一気読みさせて頂きましたが!先の展開が読めなくて続きが気になって仕方ない!!笑 更新楽しみに待ってます! (2019年10月31日 21時) (レス) id: 22b40083c6 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん(プロフ) - ゆりかもめさん» コメントありがとうございます!(*^^*)めちゃくちゃ嬉しいです!!( ; ; )リクエストもありがとうございます!余裕が出てきたら書かせていただきますね!!(*^^*) (2019年10月27日 19時) (レス) id: 4fbafed690 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たくあん | 作成日時:2019年8月9日 0時

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