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第95話 ページ5

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眠ってる間、世話をしてくれていたのであろう女性から、鬼殺隊の事や鬼の事など聞くも、全く思い出せなかった。

唯一覚えているのは、自分の名前と、姉が死んだという事。

…恐らく、その鬼とやらに殺された…。



『…鬼を倒すには、日輪刀という特別な刀が必要なんですよね?』

「はい…。コレが貴女のではないかと…」

『はい……はい?』



傍に落ちていたので。とご丁寧に風呂敷に包まれていた1本の刀。

鞘から抜き、刀身を出せば、白藍の色に変化した。



『(色が、変わった……)』

「流石鬼殺隊の方でいらっしゃいます。綺麗な白藍の刃ですね」



とりあえず、じっとしているのもアレだし迷惑かけるから。と身支度をすれば、まだダメですよ!と止められるも、振り切ってそこを出た。



『(藤の花の家紋…?)』



家を出て、なんとなく振り返ると目に入ったそれ。

…何だか、見覚えあるような…。



『(まぁいいや、とりあえず適当に旅でもしよう…)』



と、歩き出した時だった、



「そこのお嬢さん」

『!』



凛とした声の、色白の綺麗な女性が私を呼ぶ。



「顔色、あまり良くありませんよ」

『え?あ…』

「よかったらいらしてください。私は医者です」



と、その女性についていくと、こちらです。と壁をすり抜けた。



『…は?』



…なにこれ、私も入れんの?

恐る恐る壁に触れれば、身体がすり抜け、その先には、



『屋敷…』

「こちらです、どうぞ」



柔らかく微笑むその人についていき、とある部屋へ案内されれば、至って普通に身体を見てくれるその人。



「随分酷い怪我をなされてたのですね…」

『みたいですね…私今ちょっと記憶なくってわかんないですけど…』

「!……お嬢さん、何故腰に刀を?」

『ああ、これ私が倒れてたところに一緒に落ちてたみたいで…鬼殺隊って知ってます?多分私そこに所属してて…』



何となく、腰に携えてると落ち着くんです。

そう言うと、その女性は驚いた様子で言葉を紡いだ。



「…お嬢さん、貴女…――」

『は…?』



―――――



『(結局…あの人は何者なんだろう…またいらして下さいって言ってたけど…)』



…独特の雰囲気だった。あんなにも人間に近い鬼なんていたんだ…。



『……え?』



…なんで、今、私、あの人のこと鬼だってわかったの…?



『(なんなの…本当に……起きてこんなことばっかり…意味わかんない…)』



…なんで、私は…



『…私は……鬼なの……?』

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月花 - 善逸との絡み入れて欲しいです (2020年1月23日 7時) (レス) id: a919e6fca7 (このIDを非表示/違反報告)
月花 - 大正コソコソ話!夢主は鬼殺隊に入り始めた頃任務がキツくて来世は隠に入ろっかなと思ったらしいよ (2020年1月23日 7時) (レス) id: a919e6fca7 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん(プロフ) - 星廻さん» コメントありがとうございます!!(*´-`*) シンプル!笑 嬉しいです(*´`) (2019年10月19日 0時) (レス) id: 3900fac987 (このIDを非表示/違反報告)
星廻 - すきです! (2019年10月18日 23時) (レス) id: 345c689636 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん(プロフ) - 廻那さん» コメントありがとうございます!!更新頑張っていきます!(*^^*)ああああ、ご指摘ありがとうございます( ; ; )すみません( ; ; )すぐ訂正します( ; ; ) (2019年8月10日 1時) (レス) id: 81b06921bf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たくあん | 作成日時:2019年7月13日 18時

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