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第122話 ページ35

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…優しくて温かい…。誰かに抱かれてるのかな…。



『…ん』

「「!」」



ゆっくりと目を開けると、視界いっぱいに炭治郎と善逸の顔があった。



「よかった!起きたのか…!!」

「はぁぁ…本当によかった…Aちゃんの寝顔は綺麗すぎていつ見ても怖ぇよ…」

『炭治郎…善逸……!!』



善逸の顔を見た時、蘇る記憶。

…そうだ、私、辛うじて意識があった。あの時…私は…。

ゆっくりと手を伸ばそうとすると、ズキッと痛む腕。



「!A!腕はあんまり動かすな!もしかしたら骨が折れてるかもしれないんだ、だから…」

『…そう…。善逸、ちょっと来て』

「え?なに……!」



痛まない方の手を伸ばし、そっと善逸の頬に触れると、目を見開いて驚く善逸。



「えっ、な、なっ!?」

『……ごめんなさい…』



血を拭うように彼の頬を撫でると、ピクリと反応した2人。



『…あの時…少しだけ意識あったの…。わ…私……善逸を……』



言葉にしようとすれば、震えて続きが言えなかった。

…何が…"人間の女の子"だ…彼がそう思っていたとしても…実際私は…。



『ごめんなさい…ごめんなさい……』



糸が切れたようにポロポロと涙を流すと、善逸が私の手を取り、ぎゅっと握りしめる。



「大丈夫だよ。俺はAちゃんに何もされてない。傷一つ付けられてない。寧ろ、Aちゃんが俺を庇って傷ついたようなもんだし…」

『……』

「だから大丈夫!Aちゃんはちゃんと"人間の女の子"だよ」

『…!』

「まあ!Aちゃんになら喰われてもいいかなあ〜なんて思ってたり…」



へへっ、と笑う善逸に、また涙が込み上げてくる。

ごめんなさい。とまた言えば、違うよ!と言葉を遮る彼。



「俺を助けてくれてありがとう、Aちゃん」

『!!』

「俺もすぐ来れなくてすまない…Aが…こんなんになるまで戦わせてしまって…」

『違う…炭治郎は悪くないの…煉獄さんを逃がして、ここまで来てくれてありがとう…!』



炭治郎の顔を見てそう言うと、ふふっ、と笑った炭治郎。

…え?なに?なんか変なこと言ったかな?



「やっと"ありがとう"が出たな」

『!』

「さっきからごめんなさいばっかりじゃ、こっちも罪悪感感じるよ…。だから感謝の方が俺も嬉しいかな」

『…うん…2人共、ありがとう…』

「つーか、お前ばっかりAちゃんを抱いてんじゃねーよ炭治郎!代われ!」

「ええっ!?善逸は怪我してるだろ!?」

『ふふっ…あはは!』

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月花 - 善逸との絡み入れて欲しいです (2020年1月23日 7時) (レス) id: a919e6fca7 (このIDを非表示/違反報告)
月花 - 大正コソコソ話!夢主は鬼殺隊に入り始めた頃任務がキツくて来世は隠に入ろっかなと思ったらしいよ (2020年1月23日 7時) (レス) id: a919e6fca7 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん(プロフ) - 星廻さん» コメントありがとうございます!!(*´-`*) シンプル!笑 嬉しいです(*´`) (2019年10月19日 0時) (レス) id: 3900fac987 (このIDを非表示/違反報告)
星廻 - すきです! (2019年10月18日 23時) (レス) id: 345c689636 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん(プロフ) - 廻那さん» コメントありがとうございます!!更新頑張っていきます!(*^^*)ああああ、ご指摘ありがとうございます( ; ; )すみません( ; ; )すぐ訂正します( ; ; ) (2019年8月10日 1時) (レス) id: 81b06921bf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たくあん | 作成日時:2019年7月13日 18時

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