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第112話 ページ23

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「A、今日時間あるか?」

『あるけど…どうしたの?』

「Aに会わせたい人がいるんだ」



蝶屋敷で掃除をしていれば、炭治郎がそう言って私を誘う。



『会わせたい人?』

「ああ、本当はもっと早く行きたかったんだけど…なかなか時間なかったからな…行けるか?」

『それはいいけど…』

「よし、じゃあ行こう!」



と、歩き出すも、あ、そうだ!と声を上げる炭治郎。



「善逸も誘って行こう!伊之助は今日任務だから仕方がないが…」

『あ、う、うん』

「じゃあAは準備して表で待っててくれ!俺が声を掛けてくるよ」

『た、炭治郎!誰に会いに行くの?』



そう尋ねると、炭治郎は困ったように笑う。



「…無理はしなくていいんだ、言ってあるから。顔見るだけでも嬉しいって言ってたよ」

『いいの、言って。私にとって、どんな人?』



頭が痛くなるかもしれない。でも、何故か聞いておかなければならない気がして、



「……Aが居なくなる前…体を張って守り抜いた人だよ…元・炎柱の煉獄杏寿郎さん」

『れんごく…さん……』



「"鬼殺隊はAの仲間だ!"」

「"人を助け、守るというのは強い人間であれば行うべき事だと俺は思う"」

「"…俺をどう思ってくれていてもいい。嫌いでも鬱陶しいでもなんでも…。でも、それでも、俺はAが好きだ"」

『"約束ですからね。…絶対、死なないで下さいね"』



『(約束…?)』

「大丈夫か?頭は痛くないか?」

『うん、大丈夫…(なんだろうこの感じ…)』



…今までの感覚と少し違う…。どうしてだろう、憶えてないのに、早く会いたいと、そう思ってしまう。



「とりあえず、俺は善逸を呼んでくるから」

『あ、うん、わかった』



炭治郎に言われた通り、身支度を済ませ、表で待っていると、炭治郎と善逸がやってきた。



「悪い!待たせた!」

「Aちゃ〜ん!」

『ううん、平気だよ。行こっか』



3人で歩きながらある場所まで来ると、何処からか現れる隠の人。



「では、目隠しを」

『……はい?』

「ああ、煉獄さんの屋敷は襲われないように隠してあるんだ」

『な、なるほど…』

「えっ、待て炭治郎!彼処には藤の花があるだろ!?Aちゃん大丈夫なのかよ!?」

『あ、藤の花なら平気だよ。身体に影響はないの』

「そ、そうなんだ!ならよかった!彼処藤の花ばっかだから」

「では、参りますよ」



お願いします。と隠の人の背に乗り、私達は煉獄さんの屋敷へ向かった。

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月花 - 善逸との絡み入れて欲しいです (2020年1月23日 7時) (レス) id: a919e6fca7 (このIDを非表示/違反報告)
月花 - 大正コソコソ話!夢主は鬼殺隊に入り始めた頃任務がキツくて来世は隠に入ろっかなと思ったらしいよ (2020年1月23日 7時) (レス) id: a919e6fca7 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん(プロフ) - 星廻さん» コメントありがとうございます!!(*´-`*) シンプル!笑 嬉しいです(*´`) (2019年10月19日 0時) (レス) id: 3900fac987 (このIDを非表示/違反報告)
星廻 - すきです! (2019年10月18日 23時) (レス) id: 345c689636 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん(プロフ) - 廻那さん» コメントありがとうございます!!更新頑張っていきます!(*^^*)ああああ、ご指摘ありがとうございます( ; ; )すみません( ; ; )すぐ訂正します( ; ; ) (2019年8月10日 1時) (レス) id: 81b06921bf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たくあん | 作成日時:2019年7月13日 18時

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