第76話 ページ34
.
うまい!うまい!とバカでかい声で言う煉獄さんに、はじめは止めようとしたが、止まらなかった為、諦めたところで煉獄さんの奥から見えたのは、
「あーーーッ!!!!Aちゃん!!」
『炭治郎!善逸!伊之助!なんだか久しぶりな感じがするね!』
わあ〜と感動していると、A!と炭治郎が声を上げた!
「またお前は…!任務行ってくる!って出て行ったっきり、連絡も寄越さず…せめて連絡はして下さいッ!」
『あ、す、すみません…』
「つーか、Aの隣のソイツ誰だ?」
と、伊之助が煉獄さんを指さした為、もぐもぐとご飯を食べる本人に代わって私が説明した。
『炎柱の煉獄杏寿郎さん。今はご飯に夢中だけどめっちゃ強い』
「あっ!そうだ!俺聞きたいことがあって…!」
と、話を切り出した炭治郎に、私は善逸と伊之助の方へ回った。
よっこいしょ、と席に座れば、善逸が、にしてもホントによかったよ〜。と声を上げる。
「また酷い怪我してないか心配してたんだよ!」
『あはは…今回は大丈夫でした…(耳はまだ完治してないし、内臓系めっちゃやられたけど…)』
「おい!A!俺は前より強くなったぜ!戦え!」
『は?もっと私を労って?』
と、なんやかんや話していれば、俺の継子になるといい!と煉獄さんの声が聞こえてきた。
「…そういえば、Aちゃんって柱なんだよね?」
『一応ね』
「継子とか弟子みたいなのは取らないの?」
その善逸の問いかけに、16歳で継子やら弟子居たら引くでしょ?と言えば、確かに。と頷く善逸。
「まあお前は俺の子分だからな!」
『…そうだねえ。伊之助くらい、生意気だと扱き甲斐あるかもね』
ふふふ、と笑って言えば、なんだとー!と怒る伊之助と、何故か鼻血を出す善逸。
すると、その時列車が動き出した。
…ああ、遂に、来てしまった。
『(…分岐点だ…)』
ふぅ…と窓の外を眺めていれば、うおお…!と変な声を漏らす伊之助。
「おい!静かにしろよ!」
「おお…おお…!」
『あはは、そりゃ初めて乗るなら興奮するよね』
「すげえすげえ!」
なんて純粋にはしゃぐ伊之助があまりに可愛くて、ほんと可愛いなあ…なんて思っていれば、グイン!と急にこっちを向く伊之助。
『なに…?』
「お前!そのほわほわすんのやめろ!なんかムズムズすんだよ!」
『?ご、ごめん…?(ほわほわ…ムズムズ…?)』
1256人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
たくあん(プロフ) - ロアさん» コメントありがとうございます!!柱なので頑張ってもらっちゃいました!!!((笑 ありがとうございます( ; ; )頑張ります( ; ; ) (2019年12月27日 0時) (レス) id: 0c6fafeba7 (このIDを非表示/違反報告)
ロア(プロフ) - 夢主ちゃん、下弦とのエンカウント率高www((更新頑張ってください!! (2019年12月22日 16時) (レス) id: 5fe7b44b45 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん(プロフ) - ふらんさん» コメントありがとうございます!!ご期待に添える展開に持っていけるか不安ですが、更新頑張っていきます!!ありがとうございます( ; ; ) (2019年7月13日 18時) (レス) id: c661d68094 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん(プロフ) - ピースサインさん» コメントありがとうございます!!面白いって言って頂けて本当に嬉しいです( ; ; )更新頑張ります! (2019年7月13日 18時) (レス) id: c661d68094 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん(プロフ) - 葵咲さん» コメントありがとうございます!( ; ; )うおお…う、嬉しい…!( ; ; )更新頑張ります!( ; ; ) (2019年7月13日 18時) (レス) id: c661d68094 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:たくあん | 作成日時:2019年6月25日 1時