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第11話 ページ13

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建物が崩壊する前になんとか脱出したものの、身体はもう動かない。

呼吸でどうにかしようにも、どうも左胸が痛む。



『(なんで、こんなにも、痛む……!)』



そう思い、服をずらして左胸を見れば、6枚あった藤の花の花弁が1枚減っていた。

…なにこれ、アレか?寿命的なやつか?



『……笑えないっつーの…』

「何がだ?」

『………』



あれ?おかしいな?意識が朦朧としてるからかな?目の前に大好きな煉獄さんがいる。良かった生きてるうちに会えて。私は今でも8巻の衝撃を忘れないからな。←



「随分と酷い傷だ!早く手当せねば!大丈夫か君!」

『(漫画読んでてもそうだろうなと思ったけどシンプルに声でけえなこの人…)』

「息をしろ、呼吸で傷を塞げ」

『っ!(気迫すご…!…じゃなくて、無理…今呼吸使ったら吐く…)』



なんて思っていれば、げふっと出た血。

…あっ、もう、無理……。

そこで私の意識はなくなった。

――次に目が覚めると、どアップに映る煉獄さんの顔。



『ぶっ!』

「お!目を覚ましたか!大丈夫か?怪我の具合はどうだ?」

『あっ、えと……あれ…?(随分身体が軽いな…)』

「実はAさんの持ってた薬を見て新しい薬を調合してみたんです。効き目があってよかったです」

『!?しのぶさん!?…げほっげほっ!』



無理しないで下さい。と背中を摩ってくれるしのぶさん。

…やばい、何この美味しい状況。



「胡蝶、俺は先に行くぞ!」

「はい。私も後で彼女と一緒に行きます」

『(どこに??)』

「ではまた後でなA!」



そう言って出ていく煉獄さんに呆気に取られていれば、動けそうですか?としのぶさんに尋ねられる。



『あ、はい…!身体は軽いので…(心臓は痛いけど…)』

「心臓には優しくしてあげないとダメですよ。でも歩けそうならゆっくり行きましょうか」

『あっ、ひゃ、はい……』



バレてた…と思いつつ、起き上がってしのぶさんについて行く。



『あの、どこに行くんですか?』

「お館様のところです。柱の方達もみんな呼ばれてるんですよ」

『へえ……え?』

「Aさん凄いですねえ。時透くんに続いて、かなり早い出世ですよ」



と、いうしのぶさんの言葉で色々と察する。

…いや、でも待って、それよりも、



『(柱全員に会えるのか普通に考えてやべえな、蜜璃ちゃん見たら鼻血出そうだし、え、ほんとに大丈夫かな)』←

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ヘル - WW (2021年5月22日 0時) (レス) id: 8a8dc3fa13 (このIDを非表示/違反報告)
氷華 - 第45話で絶対たまたまだけど名前出て一人で喜びの舞踊ってた→見られてた→\(^o^)/ (2020年7月20日 0時) (レス) id: 0b06ea8062 (このIDを非表示/違反報告)
たくあん(プロフ) - せりりんさん» コメントありがとうございます!嬉しいです(*^ ^*)更新頑張ります!! (2019年6月24日 18時) (レス) id: 17eabedad2 (このIDを非表示/違反報告)
せりりん(プロフ) - 感動しました!炭治郎流石って感じです! (2019年6月24日 17時) (レス) id: 60b1ee46a3 (このIDを非表示/違反報告)
せりりん(プロフ) - 凄いてんかいっすね! (2019年6月24日 17時) (レス) id: 60b1ee46a3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:たくあん | 作成日時:2019年6月12日 0時

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