ちぐはぐ�� ページ4
「な、何なんだお前らはッ」
gr「‥‥盛大な歓迎だな」
背後にバリケードを張った男達が全員モノを取り出して、声を荒げる
その声には恐怖、混乱、狂気、憤怒、様々な感情が見えた
グルッペンは、背後のトルコ帽子を見やる
見られた男は、肩をわざとらしく竦めると前に歩み出る
それに反するように男達が下がる
gr「人間は、一定時間相手の目を見ると狂ってしまうことは知ってるか？」
その言葉に、男たちは心あたりがあるのか息を呑んだ
「総員、目を閉じ」
sya「ええんか？目ぇ閉じたら死 ぬで？人間」
シャオロンが赫子を取り出し、男達を脅す
男達は、混乱状態だった
その様子にシャオロンは、嘲笑しゆっくりと近づく
途中、トントンが「ひねくれとんなぁ」と小さく呟いていた
「う、うわああああああ゛あ゛あ゛！！」
「ばか、よせ！」
sya「はい、お疲れさん」
狂気に陥った男が武器を振りかざす
シャオロンは子どもを相手にするように煽り、武器を赫子で受け止め、回し蹴りを男の鳩尾に叩き込む。男が不能状態になっている瞬間、詰め寄りそう呟いた
「しま」という男の言葉を最後まで言わさず、シャオロンは男の心臓を抉り取った
そして滴り落ちる液体を啜り、大口を開けて心臓を口に放り込んだ
その姿に、腰を抜かす者、口を押さえるもの、目を逸らす者、怒りで見つめる者、様々だった
sya「‥‥はぁ、ごちそうさん。ま、まあまあやな‥‥で、人間。俺な、今むしゃくしゃしとんねん。はよ退いたほうが身の為やで？」
シャオロンの瞳に怒りの情が含まれている事を悟ると、男たちは死を連想したのか、モノを握る手が強くなった
男達の視線が、死なないようにするため、シャオロンに向けられる
”全員”の視線が
そっと、トントン、グルッペン、シャオロンの順番で目を閉じた
os「シャオロンに殺されると思った？残念やなぁ。俺やで。自分ら」
シャオロンの背後から、オスマンが飛び越えて前に出る
その背中には、複数の目のように見える模様があり禍々しく、しかし美しく輝いていた
ソレを見た瞬間、男達が視線を奪われる
数分後、頭を抑え叫び声をあげ、蹲る
しかし、一人だけ
武器を構えこちらを見続ける男がいた
gr「ほう」
「死 ね！化け物が！」
そう叫び、グルッペン目掛けて襲いかかった
グルッペンが一歩前に出ようとした瞬間
目の前に赤いマフラーが揺れ、腰あたりから赫子を取り出し
容赦なく、淡々と、男の首を跳ね飛ばした
tn「ほな、皆殺 しの時間や」
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ごり(プロフ) - 初めまして、素敵な作品ありがとうございます。初めて泣きながらお話を読まさせて頂きました。完結から時間が経っていますが、どうしても感想をお伝えしたくコメント書かせてもらいました。本当に本当に大好きなお話です。ありがとうございました。 (2022年7月11日 10時) (
レス) @page17 id: c2cbe84a63 (このIDを非表示/違反報告)
たけのこ派のきのこ(プロフ) - 泣いた (2020年10月13日 9時) (レス) id: a5c7da5ee8 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 都築さん» お待たせして申し訳ございません。実習が重なってしまって…。喰種は悲しい物語が多いので、幸せENDは最後にしたいとおもいます|дﾟ)ようやく会えた2人。さてどうなることやら… (2020年8月17日 18時) (レス) id: 96be6f7c71 (このIDを非表示/違反報告)
都築(プロフ) - 失礼します。めちゃくちゃ好きなので久しぶりの更新嬉しいです。体調には気をつけて頑張ってください。次の更新も楽しみにしてます。 (2020年8月16日 18時) (レス) id: e5f03274fe (このIDを非表示/違反報告)
狐(プロフ) - 投稿楽しみです！頑張ってください！ (2020年1月27日 20時) (レス) id: 96285177cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおい | 作成日時：2019年11月10日 22時
