ちぐはぐ�� ページ2
『私は、ここにいます
だって
彼を信じとるから』
真っすぐと鬱を見つめる。暫くの沈黙の後、鬱は「そか」と呟いた
ut「ほんま羨ましいわ、一途・純粋・狂気・愛情・恐怖。相反するような思いを抱いて、なお一緒におろうとか…僕にもおったらなぁ」
そう悲し気に呟く。
男は、近寄るとベッドに腰掛け、髪を梳いてきた
ut「僕が何て呼ばれとるか知っとる？」
『いえ…』
ut「SSレート、”色魔”」
『色魔？』
頭に浮かんだのは、サキュバスとかそのあたりだった。
男は小さく笑みを零す
ut「女の子って、皆キラキラして、着飾って可愛いやん？だからつい」
その言葉に、少し軽蔑を覚える。
男は慣れているのか、気にも留めず髪を梳き続ける。なんだか、その手つきも手慣れているように感じた
ut「男に無いもん持ってるし。欲しくなってな。正直、今もAちゃんが付けとるソレ、欲しいんよね」
鬱は私のドッグタグとチョーカーを指さした
思わず握ると「とらんよ」と弁解する
ut「ぺ神は男の方が美味い言うけど、僕は女の子の方が絶対に美味しいと思うねん。」
その言葉にゾッとする。
男は喉の奥で笑う
ut「ほら、やっぱりおもろいわ」
『はッ？』
ut「さっきまで警戒心も無ければ、軽蔑の視線を向けて…なのに、今度は警戒して、怯えて。Aちゃんは、可愛えなぁ」
その笑顔が酷く不気味に思えた
思わず距離を取る。
すると、男は腰から赤いモノを取り出す
それに体が震える
ut「僕は、他の喰種よりコレを出せる時間が短い。まあ、その分威力は申し分ないんやけどな。」
ユラユラと揺れる複数のソレ。
不気味なはずなのに、それは宝石のような、人を引き寄せる魔力を持っていた
自然と目が奪われる
ut「女の子はキラキラしたのが好きやろ？」
彼の鮮やかなソレは、女ごころを燻る何かを秘めていた。
ギシッとベッドがなり、それに意識を取り戻し鬱を突き飛ばした
ut「‥‥ほんま、シャオちゃんの幼馴染やなぁ」
彼は気分を害した様子は無く、むしろ嬉しそうだった
ut「強いのに弱い…弱いのに強い。反対なのに同じ、僕とシャオちゃんみたいや」
よくわからない言葉を紡ぐ、鬱に首を傾げる
『あの、貴方。シャオちゃんの元、相棒だって言いましたよね？じゃあ、今は？』
そういうと男は、力の抜ける笑みを浮かべる
ut「さあ、誰やろうな」
そう言ってはぐらかした
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ごり(プロフ) - 初めまして、素敵な作品ありがとうございます。初めて泣きながらお話を読まさせて頂きました。完結から時間が経っていますが、どうしても感想をお伝えしたくコメント書かせてもらいました。本当に本当に大好きなお話です。ありがとうございました。 (2022年7月11日 10時) (
レス) @page17 id: c2cbe84a63 (このIDを非表示/違反報告)
たけのこ派のきのこ(プロフ) - 泣いた (2020年10月13日 9時) (レス) id: a5c7da5ee8 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - 都築さん» お待たせして申し訳ございません。実習が重なってしまって…。喰種は悲しい物語が多いので、幸せENDは最後にしたいとおもいます|дﾟ)ようやく会えた2人。さてどうなることやら… (2020年8月17日 18時) (レス) id: 96be6f7c71 (このIDを非表示/違反報告)
都築(プロフ) - 失礼します。めちゃくちゃ好きなので久しぶりの更新嬉しいです。体調には気をつけて頑張ってください。次の更新も楽しみにしてます。 (2020年8月16日 18時) (レス) id: e5f03274fe (このIDを非表示/違反報告)
狐(プロフ) - 投稿楽しみです！頑張ってください！ (2020年1月27日 20時) (レス) id: 96285177cb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおい | 作成日時：2019年11月10日 22時
