1話 ページ3
貴方side
貴「ｯ。変な、夢」
携帯のアラーム機能で目が覚めた。
からだ中に汗をかき、べたべたして嫌な気分だ。
おもむろに、カレンダーを見ると鬼のシールを貼ってある日付。
そう。今日は夏休み名物。廃校に肝試しをしに行くのだ。
気持ちを落ち着かせるために携帯を手に取り、いつもの曲を聞く。
「名もない。時代の集落の
名もない幼い少年の
誰も知らないお伽噺
・
・
・
うん。やっぱり好きだわぁ」
伸びをしながらそう呟くと、反動をつけてベッドから飛び起きた。
さぁ、廃校に向かう準備をしよう
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木「目を取ってきてくれないか？」
仕事で、目を抉り取られた俺。
仕事仲間の斬島に目を取ってくるように頼む。
再生するのを待てば良いのに。でも、あの目だけは駄目なんだ。
生前に出会ったAちゃんという少女のお気に入りの目。
自分の方が強いのに、大きいのに、それなのに助けられなかった愛おしい少女。
名前が消えた俺に、優しく接してくれた子。あの子のお陰で、俺は本物のオニにならなくてすんだ。
「もし、会う事ができたら、見えなくてもいい。守らせて下さい。もう一度チャンスを下さい。神様………なぁんてね」
ははっと乾いた笑い声を洩らす。こんなことを言うなんて、俺らしくない。
ﾄﾀﾄﾀﾄﾀ
木「ん？そこの君。俺の目を知らないか？」
貴「き、きゃあああああああ？！？！」
木「え？え？え？！この気配、もしかしてｯ………」
なんでこんなところに生者が？！何て言えなかった。
恐らく眼前まで駆け寄ってきた生者に、頬辺りに流れていた血を拭かれたからだ。
貴「だ、大丈夫ですか？！血、血がｯ。目、開けちゃダメです！！バイ菌入りますｯ」
そう言って、生者が目に手をかけようとした瞬間だった。
バンッ
発砲音が辺りに響き渡り、俺と生者に間をすり抜けていったもの。
奥の壁に焦げ臭いものが深々とめり込んでいる。
佐「無事？！木舌ｯ」
木「ちょっ？！待って待って！！この子生者だよ？！」
再度、生者に発砲するのが目に見えていた俺は、大声で佐疫に向かって叫んだ。
貴「せい、じゃ？」
佐「え？あっ、ほんとだ。ってなんで生者がここに？！」
呆気に取られている二人に、木舌はゆっくりと口を開いた
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96(くろ)ちゃん - お疲れ様です頑張ってください! (2016年6月2日 19時) (
レス) id: 785cd0467a (このIDを非表示/違反報告)
美味トマト(プロフ) - 目玉入れ機ポロリエロ舌。略して、目玉ポロリエロ舌(略せてない。)面白いです！更新頑張ってください！！ (2016年5月18日 14時) (レス) id: 8ab1a19f8b (このIDを非表示/違反報告)
博麗の巫女さん - ポロリ(物理)ｗ凄いあだ名がｗ更新頑張ってください！ｗ (2016年5月14日 14時) (レス) id: 964f89e669 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - シアンさん» 木舌に絡まれたい人生でした（ﾊﾞﾀﾝｯ 斬島は常に無表情だからセコムになったら何か凄そうですよねwwwコメントありがとうございます！ (2016年5月9日 22時) (レス) id: 078f272f4f (このIDを非表示/違反報告)
シアン - 隠れセコム斬島ww木舌に絡まれるとか…くそう！羨ましい← (2016年5月8日 18時) (レス) id: 734e52caff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおい | 作成日時：2016年4月23日 18時
