15話 ページ17
貴方side
貴「うーん」
ガチャガチャ
ブンッブンッ
色々な武器を振り回したりしているがこれといったものが無い。
木舌さんは呑気に、懐かしいなぁと言いながら大斧を磨いていた。
貴「なるべく軽いものがいいんですよね」
あれこれを手に取るがなかなか良いのが無かった。
肋「どうだ？決まりそうか？」
部屋に入ってきた肋角さんが声をかける。
貴「あ、えと………まだです」
この上司、肋角さんの雰囲気はまだ慣れない。
目を反らしながら言うと、ふむと顎を擦り部屋を出て行った。
木「あ！そうだった！Aちゃん！君の姓が決まったよ！」
貴「姓？」
木「嗚呼、苗字だよ。基本はそっち呼びなんだよね。というか俺達はそれしか呼び名が無いんだけど」
けらけらと笑いながら、手入れ道具を片付ける。
木「砕音字………」
貴「え？」
木「さいおんじ。だよ。砕くに音に文字の字。砕音字 Aどう？」
貴「何て言うか、すっごく名前負けしてますね」
木「あはは！俺も思ったよ！」
まだ谷裂の方が似合うと、笑う木舌さん
彼は立ち上がると大斧を大きく振りかぶった。
数メートル先にいるのに突風を感じた。
軍帽が音もなく落ちた。
私は動けなかった。
だって、その一瞬。
木舌さんの目が、目付きが
一瞬で変わったから
あの時の、私を敵と勘違いした佐疫さんよりも酷く冷たいモノ。
彼は、今日も絶好調と陽気に言うと大斧を近くの壁にかけた。
それと同時に肋角さんが、帰ってきた。
肋「木舌。鍛練なら今平腹と斬島がやってるぞ？混ざってきたらどうだ？」
木「うーん。いや、いいですよ。俺今日非番だし、Aちゃんに今日は付き合う予定ですから」
先程の面影なくふにゃりと笑う木舌。
肋角さんはそうかとだけ言うと、こちらに近寄ってきた。
肋「A。お前は、どんなものが武器ならいい？条件を言ってみろ」
貴「条件、ですか？そうですね………まず、小ぶりなモノです。そして常に常備できるもの。刃物系統がなるべくほしいです。」
肋「ふむ。なら、これなんてどうだ？」
肋角さんが、そう言って取り出したのは鉄のケースに入った20センチ程の長く鋭い針だった。
後ろから覗いてきた木舌さんと私はそれをただ凝視していた。
肋「使ってみろ。病院から拝借したものだ」
肋角さんに促されるまま、私は惹かれる用に手を伸ばしていた。
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96(くろ)ちゃん - お疲れ様です頑張ってください! (2016年6月2日 19時) (
レス) id: 785cd0467a (このIDを非表示/違反報告)
美味トマト(プロフ) - 目玉入れ機ポロリエロ舌。略して、目玉ポロリエロ舌(略せてない。)面白いです！更新頑張ってください！！ (2016年5月18日 14時) (レス) id: 8ab1a19f8b (このIDを非表示/違反報告)
博麗の巫女さん - ポロリ(物理)ｗ凄いあだ名がｗ更新頑張ってください！ｗ (2016年5月14日 14時) (レス) id: 964f89e669 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - シアンさん» 木舌に絡まれたい人生でした（ﾊﾞﾀﾝｯ 斬島は常に無表情だからセコムになったら何か凄そうですよねwwwコメントありがとうございます！ (2016年5月9日 22時) (レス) id: 078f272f4f (このIDを非表示/違反報告)
シアン - 隠れセコム斬島ww木舌に絡まれるとか…くそう！羨ましい← (2016年5月8日 18時) (レス) id: 734e52caff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおい | 作成日時：2016年4月23日 18時
