11話 ページ13
貴方side
木「………という事があり、1番始めに少女を救い、廃校に戻ってきたのが俺です。そのときに、偶然亡者が通りかかり、ネックレスと引き換えに保護しました。」
肋「成る程。報告ご苦労。この後は亡者と少し話がしたい。後はゆっくりと休め。」
全「ハッ」
全員がロングコートの二人に敬礼をして、出ていく。
出ていく時に木舌さんと目が合い、木舌さんは笑顔を浮かべて口をパクパクと動かした。
だ い じ ょ う ぶ
扉が閉まる音が響き、静まり返る。
災「さて、お嬢さん」
びくりと肩が震え、2人に向き直る。
白髪の人は苦笑をしていた。
災「そんなに驚かなくて良いですよ。女性には酷い事はしませんから」
白髪の人は、私の手を取り己の口許に寄せて妖しく頬笑む。
親指で手の甲を優しく撫でながら
肋「災藤。口説くのをやめろ。すまない。うちの者が」
貴「い、いえ。」
ドギマギしながら言葉を返す。
災藤さんは、手を離して笑顔を浮かべて私の横に並んだ。
肋「さて、お嬢さん。名は何という？」
貴「A、です」
ひとつの単語を言うのが凄く億劫になる
肋「君は、異例の存在だ。今までこっそりと輪廻の輪に何度も還っていたようだが、今回ようやく捕まえられた」
輪廻の輪？ 捕まえられた？
頭の中が疑問で埋め尽くされる。
肋「今はまだ、記憶が蘇ってないようだが、そのうちわかる。さて、本題に入ろうか」
赤い目の人が、煙管をひっくり返してトンっと灰皿に落とす。
肋「獄卒にならないか？」
貴「獄卒？」
災「彼等の事ですよ。亡者を捕まえる仕事。身体能力は佐疫とあまり差は無いが、その判断力と洞察力は実にいいと思いますよ」
どうして初対面でそんな事が分かるのだろうか？
肋「と言っても、拒否権は無いのだが。拒否したら、君は消滅させられる。異例の存在は禁忌と等しいからな」
面と向かって存在を否定される
ズキズキと胸が痛んで、目が熱くなる。
災「こら肋角。そんな言い方ダメじゃないか。Aの目が光ってるじゃないか」
肋「ああ、すまない。それで、返答は？」
目が光ってる？
獄卒？
もう訳が分かんないよ。
貴「ﾂ！！」
涙が流れるのを抑え込み、私は部屋を飛び出した。
肋「はぁ。やれやれ。困った゛娘 ゛だな。災藤」
災「了解しました。って、もう我が子にカウントしてるのですね」
手袋をキュッと引っ張り気を入れる災藤。
口許は苦笑い
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96(くろ)ちゃん - お疲れ様です頑張ってください! (2016年6月2日 19時) (
レス) id: 785cd0467a (このIDを非表示/違反報告)
美味トマト(プロフ) - 目玉入れ機ポロリエロ舌。略して、目玉ポロリエロ舌(略せてない。)面白いです！更新頑張ってください！！ (2016年5月18日 14時) (レス) id: 8ab1a19f8b (このIDを非表示/違反報告)
博麗の巫女さん - ポロリ(物理)ｗ凄いあだ名がｗ更新頑張ってください！ｗ (2016年5月14日 14時) (レス) id: 964f89e669 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - シアンさん» 木舌に絡まれたい人生でした（ﾊﾞﾀﾝｯ 斬島は常に無表情だからセコムになったら何か凄そうですよねwwwコメントありがとうございます！ (2016年5月9日 22時) (レス) id: 078f272f4f (このIDを非表示/違反報告)
シアン - 隠れセコム斬島ww木舌に絡まれるとか…くそう！羨ましい← (2016年5月8日 18時) (レス) id: 734e52caff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおい | 作成日時：2016年4月23日 18時
