9話 ページ11
色んなside
少「大事だから？」
斬「ああ、決して嫌いだからではない。好きだから、離れていった。」
幼子は単純な生き物だ。そして、敏感な生き物でもある。
少女は斬島の目を見つめた。
それはなにかを探っているような眼差し。
暫くしたあと、少女は笑顔を作った。
少「貴方は真面目なのね。正直者」
斬「よく言われる。良い意味でも悪い意味でもな」
少「貴方の事。信じるわ。今の私を絶対に大事にしてね」
少女は、ほほ笑みを浮かべて消えた。
目の前には、涙を浮かべている木舌だった。
斬「木舌か。無事だったんだな」
斬島に声をかけられた木舌は、はっとしてそれからふにゃりと力の入っていない穏やかな笑顔を浮かべた。
木「1番に少女救ったよー！」
斬「やはりか。どんな内容だった？」
木「俺はね……〜」
……………
平「ミーつけた！！」
少「見つかっちゃった」
3度目の正直。
見事に平腹は少女を当てた。
平「なかなか楽しかった！！」
平腹の言葉に少女は目を見開いた。
少「怒らないの？」
平「え？何で？」
間髪入れずに言う平腹。
その顔は本当に分からないという表情。
少「だって、私、昔から怒られてばっかで。異形の者と関わるだけで怒られたし、こうして貴方を傷つけた」
さっきとは打って変わったような少女の様子に、平腹は面をくらった。
平「俺、難しい事はよくわかんねーけど、楽しいなら楽しい！やりたいならやる！それが出来るなら一番いいんじゃね？」
満面の笑みで平腹は言う。
少女は、平腹の言葉に驚いた。
目の前にいる鬼は、前の鬼と同じことを言うのだ。
平「痛いの嫌だけど、でも俺らは死なねーし何とかなるしな！こうやって遊ぶのは楽しいし、またやろう！！な？いいだろ？」
まるで犬のようにまとわりつく平腹。
少女はたまらず吹き出した。
少「ふふ、あはははは。うん。いいよ。いつか、今の私の記憶が戻ったらやろう。」
平「お？お？まじで？！約束だからな！！」
少「うん。約束！」
少女と小指を絡ませて、微笑み会う。
眩しい光に包まれて、目を開けたときには亡者と話している2人の姿があった。
平「んん？あれ？何？！もう捕まったの？！」
木「あ！平腹おかえりー！Aちゃん。彼が平腹ね」
斬「木舌。亡者が怯えきって俺の後ろに隠れてる。その顔をやめろ←」
木「え？！どんな顔してる？」
斬「誘拐犯」
木「誘拐犯？！」
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96(くろ)ちゃん - お疲れ様です頑張ってください! (2016年6月2日 19時) (
レス) id: 785cd0467a (このIDを非表示/違反報告)
美味トマト(プロフ) - 目玉入れ機ポロリエロ舌。略して、目玉ポロリエロ舌(略せてない。)面白いです！更新頑張ってください！！ (2016年5月18日 14時) (レス) id: 8ab1a19f8b (このIDを非表示/違反報告)
博麗の巫女さん - ポロリ(物理)ｗ凄いあだ名がｗ更新頑張ってください！ｗ (2016年5月14日 14時) (レス) id: 964f89e669 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - シアンさん» 木舌に絡まれたい人生でした（ﾊﾞﾀﾝｯ 斬島は常に無表情だからセコムになったら何か凄そうですよねwwwコメントありがとうございます！ (2016年5月9日 22時) (レス) id: 078f272f4f (このIDを非表示/違反報告)
シアン - 隠れセコム斬島ww木舌に絡まれるとか…くそう！羨ましい← (2016年5月8日 18時) (レス) id: 734e52caff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおい | 作成日時：2016年4月23日 18時
