0 昔噺 ページ2
遠い遠い昔の話
酒によって鎮められて、奉われていた神様がいた。
しかし、やはり鎮められた者。
信仰が途絶えるとたちまち姿を変えた。
貴『痛いの？』
？『ん？君は誰だい？』
貴『私はA。貴方は？』
？『俺はここの神様だったものだよ』
貴『今は違うの？』
？『うん。今はその逆かな。また、何もしてないのに恐れられる存在だよ。』
障子越しに会話をする少女。
2畳にも満たない小さな社。
貴『…………』
？『？！何してｯ。今すぐ扉を閉めて！！』
貴『ふふっ。やっぱり。全然怖くない』
？『え？』
貴『鬼さんこちら。手のなる方へ』
手を3回ほど叩き、少女はその者に手を差し伸べた。
ふわりと優しく微笑み、決して人とは言えない姿の者に接した。
？『怖くないの？』
貴『うん。怖くない。』
？『人じゃ、ないんだよ。』
貴『うん。知ってる』
？『ｯ…………鬼、なんだよ？』
貴『だから？私は、貴方と遊びたいの。それ以外はどうでも良い』
無邪気に笑う少女に、鬼は言葉を無くした。
そして、恐る恐ると自然に手をとった。
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貴『鬼さんの目の色綺麗だね！！』
人目を忍んだ小さな花畑で花冠を作っているときに、Aは呟いた。
？『この目が好き？』
貴『うん！目だけじゃないよ？優しいところも、手先が不器用なところも、その綺麗な髪も、あとあと！！(ああああ！！もういいから！！ｯ』
指を折りながらいい所を上げていく少女に鬼は大声を出して遮った。
少女は慌てたように口元に人差し指を立ててシーッと音を出した。
そう。少女の時代では、鬼は敵として決して関わってはいけない、切らなければいけない存在だからだ。
鬼は、そんなこと分かっていると思いながらも、その一時の夢に浸っていたかった。
しかし、それは呆気なく崩れ去ることになる。
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・
貴『鬼さん急いで！！』
？『Aちゃんｯ。俺の事は見捨てて逃げて！！君まで(嫌ｯ！！ Aちゃん！』
鬼の手を引いて懸命に森奥に逃げる少女。しかし足取りに迷いはなく、いつかこうなることが分かっているようなものだった。
ついたのは大きな古い屋敷。
突然、少女乱暴に鬼をそこに放り込むと鍵を閉めた。
貴『床下に外に出る穴があるから、そこを使って外に出て！！』
？『Aちゃんはどうす(いたぞ！！ ｯ！！Aちゃん開けてｯ！！A！！ｯｯ』
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96(くろ)ちゃん - お疲れ様です頑張ってください! (2016年6月2日 19時) (
レス) id: 785cd0467a (このIDを非表示/違反報告)
美味トマト(プロフ) - 目玉入れ機ポロリエロ舌。略して、目玉ポロリエロ舌(略せてない。)面白いです！更新頑張ってください！！ (2016年5月18日 14時) (レス) id: 8ab1a19f8b (このIDを非表示/違反報告)
博麗の巫女さん - ポロリ(物理)ｗ凄いあだ名がｗ更新頑張ってください！ｗ (2016年5月14日 14時) (レス) id: 964f89e669 (このIDを非表示/違反報告)
あおい(プロフ) - シアンさん» 木舌に絡まれたい人生でした（ﾊﾞﾀﾝｯ 斬島は常に無表情だからセコムになったら何か凄そうですよねwwwコメントありがとうございます！ (2016年5月9日 22時) (レス) id: 078f272f4f (このIDを非表示/違反報告)
シアン - 隠れセコム斬島ww木舌に絡まれるとか…くそう！羨ましい← (2016年5月8日 18時) (レス) id: 734e52caff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおい | 作成日時：2016年4月23日 18時
