プロローグ ページ2
『ねぇ!みんな!どうして!?』
暗闇の中で私は叫ぶ
「「「……」」」
しかし返事はない。
『何か言ってよ!こんなの…』
唖然としながら言葉を発し続ける
リ「Aこれは君のためなんだよ」
不意に寮長達が姿を現した
『…え?』
なんで…これが私の…ため?
目の前には割れた鏡、そして…
____ガシャン
『…な…』
何故か…私は鉄格子の中にいた
ただの鉄格子の部屋ではない
とても広い部屋、、
奥に見えるのは童話のお姫様のようなベッド
床にはふかふかのラグ。
ドレッサーやパソコンなどもある。
『どういう…ことですか?』
恐る恐る問いかける
レ「お前が悪ぃだよ」
私が…悪い…
私は…何をした?
帰ろうと…しただけ…
ア「あなたが勝手に帰ろうとするからですよ」
ジ「酷いじゃないかA。俺たちを残していこうだなんて」
アズール先輩…ジャミル先輩まで…?
ヴ「これからはずっとアタシ達と一緒なのよ?」
イ「A氏…これからも拙者とゲームしようね」
マ「人の子よ、僕達は君とずっと一緒にいたいんだ」
みんな…みんな…
『だからって…こんな…』
頭が回らない。今ある感情は<絶望>のみ
『信じてた…のに…』
ア「私達も信じてましたよ。あなたが帰らない。とね」
みんなとてもにこにこしている…でも
____目が笑っていない
怖かった。
リ「これからは僕たちがずっと一緒にいるからね。君は何もしなくていいんだ」
_____どうしてこうなってしまったんだろう。
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作者名:嫻飆 | 作成日時:2021年2月24日 9時