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2話  ページ2

彼女には数々の名言があるが、その中でも特に有名なものがある。それは生まれる性別を間違えたというものに対してのもの。彼女はこのコメントに対しこう応えた。




「私は逆に感謝している。女という性別に生まれたおかげで女性(私たち)でも男性に勝てるという証明ができるから。男が余裕こいて女の上に立つ時代は終わりだ。私がその先駆者となってやろう」




彼女の本当にすごいところはこの言葉を現実的にしているということ。彼女は宣言通り、あらゆる分野において男をぶった斬っていっていった。宣言通り新時代の先駆者となったのだ。




さてこんな彼女だが、とあるところに向かっていた。そう、今色々な意味で注目を浴びているブルーロックというプロジェクトが開催されている日本に。初めて彼女から連絡が来た時絵心は椅子から転げ落ちた。比喩なしで。




あの世界を股にかける新時代の先駆者とも言われる女がくるのだ。まじで??一瞬夢かと思ったが送られてきたメールは現実のものであり、夢の産物ではない。思わず絵心は自分の頬をつねった。やはり夢ではなかった。




さて、世間を騒がす彼女からブルーロックへの参加の許可を求める連絡が来た事実に日本フットボール連合だけでなく政府までがまきこまれる事態へと発展した。一応言っておくが彼女は純日本人である。しかし地域によっては神聖化されているところもあるので皆忘れがちなのだ。




閑話休題。




彼女がくるということで、ブルーロック(管理者二人)はそれはもう慌てた。絵心は気が動転するあまり三度も椅子から転げ落ちたし、帝襟は書類を撒き散らした。




なぜかの有名な女神様がこのような辺鄙な土地に来るのかはわからないが、弟に会いたいからというだけで大事な試合をすっぽかしスペインに飛んだ前科が彼女にはあるので、もしかしたら今回も弟に会いに来たのかもしれない。




そんなことを頭の片隅で考えながら何とかして彼女を受け入れても大丈夫な状態まで持ってきた。本当なら赤字になってでも金を使い万全の設備で出迎えたかったが、時間と労力の問題で渋々諦めた。

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鷹央(プロフ) - pixivでは「何様俺様お姉様な糸師家の最恐お姉様」というタイトルで載せてあります (2023年2月16日 18時) (レス) id: 4cc9baeca7 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - pixivやってますか? (2023年2月13日 15時) (レス) id: 6868ad981d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:茨姫 | 作成日時:2023年2月3日 0時

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