１話 ページ1
今をときめく期待の星
女子サッカー界の勝利の女神
生まれる性別を間違えた女
絶対君主
女帝
などなど、彼女の呼び名は多々あるがこれらは彼女の能力の一部でしかなく、彼女が気に止めたことはない。
彼女にとって一番大事なのは自分と家族であり、他は有象無象なのである。
彼女は天才であった。何をするにも才能を開花させ、その手のプロのプライドをたたき折ってきた。巻き込まれたものたちはたまったものではない。
しかしそれと同時に彼女の圧倒的な力を前に尊敬し、崇拝するものも現れた。要するに入ったら抜け出せないやべー沼にハマったのである。
自覚があるものもないものも、共に彼女の気をひこうとあらゆる手を使うが他に興味のない彼女を引き止められるものはおらず。それでも諦めきれずにずっと彼女のために尽くすのだ。最早新しい宗教と言ってもいい。
そんな彼女が興味を示したのがサッカーだった。今まで数多のスポーツに関わっては大勢の人間の心をバキバキに折り沼らせてきたがここまでハマるスポーツは初めてだった。
そしてここでも彼女はやらかした。そう、名のある選手たちのプライドを国外問わずいつものように小枝を折るが如くバキバキにおったのだ。
しかしここで厄介だったのは彼らが生粋のエゴイストだったことだ。
彼女が(無自覚に)蹂躙する対象に性別は関係ない。そう、同性だけではなく異性である男性も含まれるのだ。なので女だからと舐めていた奴らの沼りっぷりはやばい。とにかくやばい。どれくらいやばいかというと法律に触れるやつまで現れるくらい。しかもこれがまだマシな方なので世も末だ。
話が逸れたが要するにエゴイストであり異性である彼らはどうなるか。悲劇である。メンヘラも顔が真っ青になるレベルだ。
しかしこの女を舐めてならない。こいつこそ真のやべー奴である。
もちろん今までも彼ら並みに執着を見せたものもいた。だがそれすらも振り切り自由に自分の思うように生きているのがこの女である。
彼らの好意(？)を無意識に振り回してそこら辺にポイッと捨ててしまう時もある女である。
彼らが弱かったのではない。彼女が強過ぎた。
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鷹央(プロフ) - pixivでは「何様俺様お姉様な糸師家の最恐お姉様」というタイトルで載せてあります (2023年2月16日 18時) (
レス) id: 4cc9baeca7 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)(プロフ) - pixivやってますか？ (2023年2月13日 15時) (レス) id: 6868ad981d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茨姫 | 作成日時：2023年2月3日 0時
