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そしてさらに一週間。轟くんに勘違いでしたと言えずに、恋人の関係が進んでいた。
轟くんはすごく優しい。今までももちろん優しかったけど、彼氏という存在になってからその優しさがひしひしと感じられる。
歩くときは必ず車道側に立ってくれるし、私の荷物が多いときはさりげなく持ってくれる。授業でわからないところがあれば丁寧に教えてくれるし。本当に、どうして私なんかが彼の恋人なんだろうか。
私の、どこを好きになったんだろう。特別仲が良かったわけでもない。たまにお昼を一緒に食べるくらい。もちろん、二人ではなくそこにはお茶子ちゃんや緑谷くん、飯田くんがいて。
多分、お茶子ちゃんやヤオモモちゃんの方が轟くんと話すことは多かっただろうし。
「…わたし、何かしたかなあ。」
「どうした。」
「ひぃっ！」
いきなり顔を近づけてくるの、本当に心臓に悪い。休み時間。独り言を呟いていたら、それは独り言として処理されず、近くにいた轟くんがやってきた。
「？」
「な、な、なんでもない！…その、むやみに顔近づけるの、ほんとにやめた方が…」
「俺はお前だからやってる。」
「そういうのは、言わなくていい！」
天然なんだよなあ。そんなところも含めて、たくさんの魅力だらけの轟くんが、私を選んだ。なんで私が好きなの？なんて聞けるわけがない。恥ずかしすぎる。
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きよりん(プロフ) - とても面白いです！続きがすごく気になります！！ 最後のこはねのはなし がありますよね？あれを"こねた"と読み間違えて、何を捏ねたのかな？と思いました（笑） (2018年8月23日 0時) (
レス) id: 5f1549994e (このIDを非表示/違反報告)
鈴木美妃(プロフ) - ファンになりました。早く続きが読みたいです。これからも更新楽しみにしてます。頑張って下さい。応援します。 (2018年8月22日 23時) (レス) id: 07de0b9a74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こはね | 作成日時：2018年8月22日 22時
