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「夢ーーーー！？！？！？」
「けろっ！？」
「A！起きたー！」
勢いよく起き上がった私に驚いた梅雨ちゃんと、がばっと抱きついてきたのは三奈ちゃんだった。服は着替えてる。…てことは、あの花火大会は、あの時の轟くんは、
−−−『楠目、好きだ。』
「…全部夢？」
「Aちゃん大丈夫？昨日、花火が始まってから連絡が取れなくなったから何があったのかと思ったわ。」
「轟がわざわざAを運んできてくれたんだよ。寮まで。」
「…と、轟くんが！？」
「流石に、浴衣は私たちが着替えさせてんだけどね。」
「……そっか……じゃあ、夢じゃないのか………」
「昨日はかなりの高熱が出たみたいだったの。ごめんね、気づかなかったわ。」
「ううん、私も全然わからなかった……」
「それにしても、轟かっこよかったねー！Aのことお姫様抱っこしてさー」
「ええ。あの時の轟ちゃん、王子様みたいだったわ。」
そっか。夢じゃないんだ………。自分の顔を手のひらで覆うと、あの時の轟君の言葉が耳からこびりついて離れなかった。あんな真面目な顔で、告白されて………
「…だから、熱出したんかな……」
「え？なになに、何かあったの！？」
「……ううん、なんでもない。」
心配かけてごめんね、と二人に謝って、次、轟くんにどんな顔して会えばいいのかを頭の片隅で考えていた。
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きよりん(プロフ) - とても面白いです！続きがすごく気になります！！ 最後のこはねのはなし がありますよね？あれを"こねた"と読み間違えて、何を捏ねたのかな？と思いました（笑） (2018年8月23日 0時) (
レス) id: 5f1549994e (このIDを非表示/違反報告)
鈴木美妃(プロフ) - ファンになりました。早く続きが読みたいです。これからも更新楽しみにしてます。頑張って下さい。応援します。 (2018年8月22日 23時) (レス) id: 07de0b9a74 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こはね | 作成日時：2018年8月22日 22時
