twst短編兼ネタ帳 (ページ4)

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雷⚡ ページ4

セベクとお泊り会をしている時、急に大きな音で雷が鳴り始めた。
　少しの音なら平気だが、大きすぎると怖い。

　雷の音を聞いて少し顔がこわばっている私を見てセベクは「A、雷が怖いのか?」
と聞いてきた。正直にいえばなんやかんや言われる気がするが怖いのは怖いので正直に言う。

『うん、大きすぎるのはちょっと。』
「ふん！この程度で怖がっているのか?やはり人間は弱い生き物だな!」

　やっぱり、と思っているとセベクから思いがけない言葉が飛んできた。

「だが安心しろ!今日は僕がついている！」
『…?!……???』

　セベクからそんな言葉が出てくると思っていなかったから困惑していたら「だから、何かあっても僕が守ってやるから安心しろと言っているん…だ……」

　途中でかなり恥ずかしい事を言っていることに気づいたのか顔が真っ赤になって段々と声が小さくなってしまった。
　いつもの声が大きくて堂々としているセベクとは大違いだ。

『ふふ。ありがとう、セベク。何かあったらすぐにセベクに頼るからね。』
　雷の音による恐怖は少しやわらいだ気がする。
「あ、ああ！いくらでも僕を頼れ！」