お兄様。私、アイドルになります (ページ5)

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第4話ページ5

大和side

『随分と遅かったですね...御仲間と作戦会議でもしていたのですか？』

凶器持ちながら言うと迫力が凄いな。...いや、多分本当に武力でだろうが社会的にだろうが俺らなんてすぐ抹殺できるんだろうけど

大「あぁ、大体そんなところだな。ところで...お前さんってソウの妹で合ってるよな？」

『ソウ...？一体誰の許可を得てお兄様をそんなに気安く呼んでいるのですか？お兄様が許可をするとは思えませんが』

大「許可って...普通に、あだ名に許可はいらねぇだろ...」

まぁ確かに、普通なら逢坂の御曹司をあだ名なんかでは呼ばないだろうけどな

『いります。お兄様を誰だと思っているのですか』

大「うちの大事なメンバーだよ。だから許可はいらないと思った、それだけだ」

『メンバー...？お兄様を違法組織に引き込もうとでもしているのですか？』

大「違うって...アイドルのグループなんだよ、俺ら。それのメンバーな？」

『あいどる...idle、idol？不動...いえ、偶像？…何かの隠語ですか』

大「いや...お前さん、アイドル知らないの？」

そういえば、ソウも前音楽に触れさせてもらえなかったとか言ってたな...いやでも普通アイドルぐらい知ってるだろ

『違法組織の隠語など元より知りません』

大「だから違...あー...歌ったり踊ったりするグループのことだよ。で、俺らはそれをやってるってわけ。これで分かるか？」

『.....分かりました。あなたの言葉を信じる訳ではありませんが、お兄様が音楽を好んでいたことは事実ですし...それで、お兄様は何処に居るのですか？やましいことが何もないのなら会えるでしょう』