お兄様。私、アイドルになります (ページ3)

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第2話ページ3

三月side

とりあえず、と玄関に向かい扉を開ける。...ドア、ほぼ壊れてんだけど。弁償...は、無理そうだよなぁ...

ｼｭｯ

『やっと出てくる気になりましたか...さぁ、お兄様を返して下さい』

三「いや待て待て待て！誤解だ！なんか知らねぇけど多分誤解だから！とりあえずこれ外してくれ...な？」

首元に突き付けられた凶器を指差す。...何だこれ、薙刀か？何でこんなもん持ってんだよ...これでドア壊してたんだよな。破壊力高ぇな...いや待て動かすな首が飛ぶ

『嫌です。死にたくなければお兄様を出して下さい。...それとも、此処で死にますか？』

三「怖ぇよ！つーかそもそもお兄様って誰だよ知らねぇから！」

『何を言っているんですか？お兄様を誘拐しておいて今更言い逃れをするおつもりですか？それとも、交渉をする気は無いとでも？』

誘拐！？いや、してねぇし...お兄様ほんと誰だよ...

三「あー...ごめん、俺ちょっとよくわかんねぇから他のやつ呼んでもいいか？」

『お仲間を呼んで私を始末させようとでも思っているのですか？...まぁ、一人一人潰す手間が省けるのは良い事ですね。どうぞ、構いませんよ』

潰すってなんだよ...物騒にも程があるだろ

三「お、おう...じゃあ、呼んでくるな？」

だからこの凶器外してくれ