○ ページ46
「あれ？！A？…あ！そんな離れて歩かないでよ！」
『てっちゃーん、少しくらい変装しようよー』
「え、むりでしょ？」
『ですよね。髪色からしてむりだもんね…でも、自分が人気あるっていう自覚を持ってだな、』
「そーゆーAもする気ないじゃん！」
『私は一般人だもん。それにてっちゃんの近くにいたら何しても無駄だし』
「うんうん。じゃあ俺から離れる意味ないね！ほら、迷子になるから手ぇ繋ご！」
『東海を知らない人からの目線がきつすぎるそれはむり』
「ぬぁにー？！もーやだやだやだ手繋ぐ！」
空港を降りて博多の石畳を食べて、博多駅。
バウムクーヘンを買いにクラブハリエに向かってる途中なんだけど、ちらちら見られてるんだよてっちゃん。
だから少し距離を開けて歩いてると、我慢を切らしたわがままてっちゃんから、無理やり手を繋がされました。
駅で夜ご飯を食べたあと、デザートとして立ち食いだけど、相変わらず美味しいバアムクーヘンを食べながらタクシーを待ってると、
「あの！東海オンエアのAちゃんですか？」
「あ、え、てつやじゃん！写真お願いします！！」
見事に捕まりました。
列に並んでる時見つかると大変だから、てっちゃんにパーカーのフード被せてバレないようにしてたんだけど、まさかの私が先にバレるという…私は東海じゃないけどね？
ごめんてっちゃん。そんな目で見ないで。さっきまでの私の言葉が特大ブーメランだったね。だってまさか私がバレると思わんやん。
視聴者さんたちの対応をしたあと、なんとかタクシーに乗り、太宰府天満宮に向かう。
「お客さん、ちょっと人混みすぎててここからはあんまり進まないかもですね」
『あー、じゃあもう降りる？』
「うん、降りよっか。ここからまた戻るのも大変なのに、ここまでありがとうございました。」
出来るだけタクシーで行けるところまで来てくれたため、この後駅らへんまで戻るのも大変だろうと、運転手さんを気遣って降りるてっちゃん。
こうゆうとこ。こうゆう優しいところがほんと、昔からすきなんだよなあ。
「ん？」
『ふふ、迷子になるといけないから手繋ご？』
「え！なになに、嬉しい」
まあ本当に迷子になりそうなくらい人いるっちゃいるんだけど。好きだなあと思ったら手繋ぎたくなるじゃん？うん。そーゆーこと。
『あーあったかい』
「ね、手繋いでよかったね」
『まあ、うん。よかった』
「素直だね、そーゆーとこ好きだよ」
…まったく、恥ずかしくなるくらい私に甘い人だ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 529人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
向日葵(プロフ) - ありりさん» 方言難しいです(ー∀ー；)教えていただければ直しますので、もしよければお願いします！応援ありがとうございます！！ (2018年8月4日 0時) (
レス) id: 2860bfe592 (このIDを非表示/違反報告)
ありり - 三河弁の使い方がちょっと間違ってますよ！でも、話はおもしろいので好きです！頑張ってください！ (2018年8月4日 0時) (レス) id: 1bde464241 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - 深流さん» てっちゃんは可愛くがモットーです！笑応援ありがとうございます！ (2018年8月1日 10時) (レス) id: 2860bfe592 (このIDを非表示/違反報告)
深流(プロフ) - てっちゃんが可愛い！続き楽しみです。 (2018年8月1日 7時) (レス) id: 44dc2a6335 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - るるさん» 嬉しいです〜！自己満なのにそう言ってもらえるととっても頑張れます(^^) (2018年8月1日 2時) (レス) id: 2860bfe592 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：あおい | 作成日時：2018年7月21日 0時
