○りょうside ページ28
『りょうくーんまだあるのー？』
「うん、あ、やっぱりそれいいね。あとこれ着てみて？似合いそう」
試着室から出て着たAちゃんはそろそろ飽きてきたみたいだけど、俺が目をつけてる服はまだ何着かあるんだよね。
『うぅ、疲れた…』
「ごめんね？でも俺は楽しかったよ」
『そりゃ、りょうくんは始終ニコニコでしたもんね…それにそんなに両手に女物の荷物持って笑顔なのもりょうくんぐらいだよ…』
「ふふ、だってこれだけ俺が選んだものをAちゃんが着るんだよ？嬉しい」
『そろそろりょうくんの物でクローゼットが溢れちゃう』
「光栄だね。おそろもあるし、どこかで着ようね？」
『りょうくんのキャラ壊れてるううう』
たしかに、元カノ達にこんな風にしたことはない。
買い物に付き合ったりはあるけど、俺が主導で選ぶこともなかったし、ましてやおそろなんて。
でも、Aちゃん相手なら選びたくなるし、おそろもいいかなって思っちゃうから不思議だよね。
「とりあえず、目的のアクセサリーは買えたからAちゃんも満足でしょ？」
『不満を言っていいなら、一切お金を出させてくれなかったことが不満です！』
「ふふ、俺が選ぶのになんでAちゃんがお金を出すの？それはちょっとわからないな」
『私の服とか小物なのに！それに知ってる！？私バイトもしてるしお金あるんだよ！もう子供じゃないのにーーー！』
「知ってるよ。逆に俺がこれどれだけ楽しいか知ってる？Aちゃんはクローゼットが潤う、俺は自分が選んだものをAちゃんに着てもらえる、ほら、win-win」
うーおかしいいいって隣で唸ってるAちゃんを横目に俺はニコニコ。
俺はよくAちゃんに甘いって言われるけど、甘くなるでしょ。唸ってる姿でもこんなに可愛いんだよ？可愛いねって言って、さらに可愛くなるであろう物をあげて愛でて何が悪い。
『りょうくん、重いでしょ？そっちの分持つよ？』
「…じゃあ、これだけお願いしようかな」
『やだ！少ない！』
「だって軽いんだもん。でもほら、おかげでこっちの手空いたよ？」
『う〜〜、でも、それただ片手で持つ量増えただけだから重くなったでしょ？』
「全然。はい、手出して？」
まだ納得がいってないけど、降参してしぶしぶ俺の手にAちゃんの手が重ねられる。
でもその顔が笑顔になってるのには気づいてるよ。
『もーりょうくんには敵わない』
君は基本くっつきたがりだからね。Aちゃんの言葉の意図に俺が気づかないわけがないでしょ？
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向日葵(プロフ) - ありりさん» 方言難しいです(ー∀ー；)教えていただければ直しますので、もしよければお願いします！応援ありがとうございます！！ (2018年8月4日 0時) (
レス) id: 2860bfe592 (このIDを非表示/違反報告)
ありり - 三河弁の使い方がちょっと間違ってますよ！でも、話はおもしろいので好きです！頑張ってください！ (2018年8月4日 0時) (レス) id: 1bde464241 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - 深流さん» てっちゃんは可愛くがモットーです！笑応援ありがとうございます！ (2018年8月1日 10時) (レス) id: 2860bfe592 (このIDを非表示/違反報告)
深流(プロフ) - てっちゃんが可愛い！続き楽しみです。 (2018年8月1日 7時) (レス) id: 44dc2a6335 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - るるさん» 嬉しいです〜！自己満なのにそう言ってもらえるととっても頑張れます(^^) (2018年8月1日 2時) (レス) id: 2860bfe592 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおい | 作成日時：2018年7月21日 0時
