○てつやside ページ23
『はぁ、なに？てっちゃん』
やっと和室の襖から顔を出して返事をしてくれた。それにしても、機嫌が悪そう。そうか、機嫌が悪いのか。
なんだ、そうかそうか。なら仕方ない。
「ほら、おいでA」
必殺、いつものやつ。Aのおにーちゃんのてっちゃんが話を聞いてあげようじゃないか。ほら、膝においで？
『いい。なに？用事ないならぞーしくんのところ戻るけど』
「いやいやいや、ちょっと待って。とりあえず、おいで？」
『やだ』
「そんなわがまま言わないの」
『じゃあシャワー浴びてきて』
「臭い？え、出かける前に浴びたよ？」
そう、起きて出かける前にちゃんと浴びた。臭くないはず。
てかそんなことAも知ってるじゃん。
『はぁ…その香水が臭い。そんなに移るほど主張激しい香水つける女の人とよく一緒にいれるね？まぁ、移るほど近くにいたって証だと思うけど。それに普通終わったらシャワー浴びて来ない？前まで浴びてたよね？それともなに、彼女できましたアピール？私にそれ気づいて家から出てけって？そんなことせずに普通に言えばいいじゃん、私嫌だとか言わないし。私がいると彼女も呼べないもんね。ごめんね？』
Aのマシンガントーク。
それが珍しくて呆けてたら、もういいって言ってAの部屋に走っていった。
いやいやいや、ちょ、待って。
「A！？話聞いて！？」
無視。ちなみに部屋のドアは鍵がかけられてるから開けることもできない。
「ちょ、泣いてるでしょ今。さっき涙浮かべてるの見えてたからね！？泣くときは1人で泣かない約束でしょ！」
『な"い"でない！』
泣いてんじゃん！鼻声じゃん！
でもちゃんと俺の声を聞いてはくれてるみたい。
「あーもー、ちょっと待って、とりあえず、彼女は出来てないし、Aにこの家から出てけとも思ってない。それで、シャワーだけど、たしかに今日は浴び忘れた。そんなににおい付いてるとも知らなかったから、ごめん」
まぁ、浴び忘れたのは、早くAのいる家に帰りたかったからだ。てことは俺悪くな、いや、俺が悪い。うん。
応答がない…少し待つか。
ｶﾞﾁｬ
『…別に謝らなくていい。私のわがままだし』
少しドアの前で待ってるとAが出てきてくれて、思わず抱きしめそうになった。だけど、寸前で止める。そうだった、俺今臭いんだ。
大きな瞳から涙が溢れそうでも、それに手を伸ばすこともできない。
「今！すぐ！シャワー浴びてくる！！」
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向日葵(プロフ) - ありりさん» 方言難しいです(ー∀ー；)教えていただければ直しますので、もしよければお願いします！応援ありがとうございます！！ (2018年8月4日 0時) (
レス) id: 2860bfe592 (このIDを非表示/違反報告)
ありり - 三河弁の使い方がちょっと間違ってますよ！でも、話はおもしろいので好きです！頑張ってください！ (2018年8月4日 0時) (レス) id: 1bde464241 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - 深流さん» てっちゃんは可愛くがモットーです！笑応援ありがとうございます！ (2018年8月1日 10時) (レス) id: 2860bfe592 (このIDを非表示/違反報告)
深流(プロフ) - てっちゃんが可愛い！続き楽しみです。 (2018年8月1日 7時) (レス) id: 44dc2a6335 (このIDを非表示/違反報告)
向日葵(プロフ) - るるさん» 嬉しいです〜！自己満なのにそう言ってもらえるととっても頑張れます(^^) (2018年8月1日 2時) (レス) id: 2860bfe592 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：あおい | 作成日時：2018年7月21日 0時
