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「くぅ〜っ!やるな棘!
多少強引なところがまた良い!
それにあの顔も反則もんだろ〜!あれで落ちない女はいねーな。」
1人盛り上がるパンダを尻目に、悟はいても立ってもいられない気持ちで茂みから様子を見ていた。
「ねぇ....もういいんじゃない?
帰ろ〜よ〜.......
この時間帯は面白い番組たくさんやってるよー?」
「なんだよさっきから!
そんなに碧と棘がくっつくの嫌なのか?
なに、碧のこと好きなの???」
「...........................え? 」
ピシッと石のように固まる悟を見て、え.....?とパンダも固まった。いつもみたいにふざけて返してくるかと思ったのに、悟が予想外の反応をしたからだ。
「は? え?? .......どうしたの悟? 」
「........ねぇ、僕ってさ.......碧にとって何?」
「教師だろ」
驚く程当たり前のことを聞くもんだから、パンダも勢いよくツッコむ。
「いや、うん。そうだよ。そうだよね。そうなの?」
「え、なになになになに悟どうした?!
え.....?
まさか...まさかだけど 、悟ほんとに碧のこと...」
「ーーーーー何してんの2人とも」
ハッとして振り向くと、ジト目でこちらを睨んでくる碧と棘が、手を繋いだまま立っていた。
「「あ....。」」
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IsANe(プロフ) - とあるモチさん» コメントありがとうございます! ご期待に添えるよう頑張ります!! (2020年5月12日 1時) (レス) id: 8fefbb8a59 (このIDを非表示/違反報告)
とあるモチ - めっちゃおもしろいです棘カッコいい!!これからも更新がんばって下さい!! (2020年5月12日 0時) (レス) id: b97e9ef115 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:IsANe | 作成日時:2020年5月7日 6時