青春の1ページ (ページ5)

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実行委員のおかげでジョンデくんと一緒にいる時間は増えて言った。

遠くから眺めてるだけだったジョンデくんが今こうして私の近くにいる。

相変わらず私の心臓はうるさいままだ。

「あー！今日だいぶ遅くなっちゃったね」

スマホに表示された時間をみてジョンデくんは言う。

『ジョンデくん、先に帰って？

ジョンデくんより私の方がお家近いから、もうちょっとできるの』

"ジョンデとベクは少し田舎の方に家があるから夜練があると可哀想だ"

って言ってたギョンスの言葉を思い出す。

「今日はもうここまでにして明日また、一緒にやろうよ」

「それにAちゃんを一人で帰らせるなんてできないよ、俺」

どこまでも優しいんだ、この人は。

ジョンデくんのその言葉に私がどれだけときめいてるか…ジョンデくんは知らないないでしょう？

ジョンデくんと一緒にいるのは私の心臓がもたない。

それにジョンデくんのその優しさに私は勝手に期待しちゃうから、

もしかして、なんて思っちゃうから。

できれば私、ジョンデくんと一緒にいたくないの。

「一人で帰るときもあるから大丈夫だよ。

だから私はもう少し残っていくね」

そうシャーペンを手に持つけど、ジョンデくんの手がすっと伸びてきて、

シャーペンごと私の手を包んだ。

『じ、じょんでくん、？』

ジョンデくんに触れられてるところがどんどん熱くなっていく。

それに伝染するように顔までも。

「分かんないかな？」

「Aちゃんと一緒に帰りたいって俺の気持ち」

『…え？』

「また明日も残ってAちゃんと一緒に企画書をやりたいって俺の気持ち、分かんない？」

「一緒に帰ろう？Aちゃん。」

眉を下げて私の顔を見るジョンデくんに私はコクリと首を縦に頷いた。