青春の1ページ (ページ3)

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「ふーん、ジョンデね。
なんか意外だね、Aがああいうの好きになるって。」

『もう！ギョンスったらうるさいよ』

「先にジョンデの話してきたのはそっちでしょ」

そうだけど…やたらめったらそんなに彼の名前を言わなくたっていいじゃない。

幼稚園からずっと一緒にいるギョンスとはきっと腐れ縁なんだと思う。

なんだかんだ私のことを1番理解してくれてるのはギョンスだし、

私もギョンスのことを良く分かってる方だと思う。

ジョンデくんと同じサッカー部のギョンスには、

一緒に登下校した時の行き帰り道、クラスも違うのにわざわざ一緒に食べるお昼ご飯の時間、学校が終わった時までもジョンデくんの話を聞いてもらってる。

「毎日毎日、同じ話聞き飽きたんだけど？

そんなに好きなら行動に移せばいいのに」

『そんなことできたらとっくにしてるもん…』

やれやれって首を横に振るギョンス。

「でも」

Aランチのハンバーグを美味しそうに頬張りながらギョンスは言う。

「Aの好きな人がジョンデでよかった、って思うよ」

『なんで？』

「ジョンデなら応援しようかなって思えるから。
チャニョルとかベッキョンじゃなくてよかったなって。」

あの二人も、いいヤツらだけどってギョンスは続ける。

「いくら腐れ縁とはいえ大事な友達だから、そりゃあ良い人と恋愛して欲しいって思うよ」

『…ギョンス、』

ギョンスの言葉に思わず涙が出そうになる。

いつも悪口しか言ってこないのに、

大事な友達なんて、感動して鼻を啜る。

「まあ"実れば"の話だけど？」

意地悪そうに微笑んでは"早く食べなよ、麺伸びるよ"なんて、、、

出かけてた涙は一気に引っ込んだ。

ギョンスめ、、、人の感動を返せ。