ア オ ハ ル 学 園 ４

写真家 ページ38

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学校が終わって夕方、放課後バイトもないしダラダラして過ごしていた



私は何を思ったのかこのままダラダラするのも嫌なので散歩に行こうと思い外に出てきた


19時頃、辺りはもちろん真っ暗。



「さっむ。なんで私散歩なんてしようとしたのバカじゃないの」



私の家の近くには、地域のちょっとしたイルミネーションがある。


ほんとにしょぼいけど、植えてある木にイルミネーションのライトを巻きつけたり



なんか一人で見るの虚しいなぁ

なんて思いながら道を歩いてるとカメラを構えてキラキラした木を撮っている青年を見つけた


もしかして…



「康二くん…？」



向「わぁびっくりした！！？」


「ビックリしすぎ(笑)

何してるの」


向「何してんのはこっちのセリフやわ！」


「私はちょっと散歩に」


向「この時間でも女の子一人は危ないで？

危ないし放っとけんし一緒に歩こか」


康二くん優しいなぁ


「それで何してたの康二きゅん」


向「家おっても暇やし、写真撮りに行こおもて！」


「写真好きなんだ！」


向「そうやねん、これ俺の趣味

ええ趣味やろ！」


「カメラ男子なんか良いね」


向「今度A撮らせてや」


「私なんて映えないし容量の無駄だよ(笑)

あ、クラスの可愛い華ちゃんとか撮ればいいじゃん！」


向「え〜」


「ほら康二くん仲良いでしょ？」


向「そやけど、俺はA撮りたい」


康二くんはそう言った後、照れたのかマフラーに顔を埋めた


「まぁ私でいいなら是非…」

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