ア オ ハ ル 学 園 ３

移る言葉 ページ13

__康二side






「そこ違うやん！」





渡「いや合ってるやん」






「ちゃんと答え見たん？」




渡「見たって

ほら…あ、違う」






教室中に響き渡る偽物の関西弁


これを世間ではエセ関西弁という





いやなんで二人関西弁なん？

俺は気になり二人のもとへ近づいてみた







向「なあなんで翔太くんとA関西弁なん

しかもエセ…」





渡「俺はお前のがたまに移る」





向「翔太くんはまあ知ってたけど

なんでA関西弁？」





「私も康二くんのがたまに移ってんだよ

ねー？しょっぴ」





渡「なーA」




なんて言って顔を合わせてニタニタする二人






向「へぇ〜 そんな俺の移るもんなん？」





「康二くん声でかいし、関西弁に憧れあるし…」





向「憧れ？」




「だって方言女子ってなんか良くない？」




渡「めっちゃ良い

俺博多弁好き」





「めっちゃ王道やん」





向「確かに
〜しよーと？とかええよね分かる」






渡「俺あれで告白されてみたいんだよねー

あれでプロポーズされたらもう誰でもオッケーしちゃう！」



ラウ「翔太くんそれはない」






通りすがりのラウルにマジレスされる翔太くん




それにラウルの後ろ姿を軽く睨む翔太くん５歳






渡「ねえA言ってよ」





「嫌だね！！」





渡「お願い一瞬だけ！」





「一瞬ってどんな一瞬なの(笑)」

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