末っ子が見た景色 ページ24
モナヌナといえばウジヒョン。それはグループの中では常識、雑誌の撮影もよく2人になることが多いし、カラットも公式夫婦(カップルをすっ飛ばして)と呼んでるくらい。
だけど実は同じくらいヌナと関わりが深いのはクプスヒョンだ。
歴史でいったらウジヒョンくらい長いしあの3人はずっと一緒に練習生生活を続けてきた仲間。
クプスヒョンはヌナより歳上だけど、ヌナはやっぱりしっかりしてるし実際1つしか変わらないからお父さんがクプスヒョンでお母さんがヌナみたいなところがある。
お互いを尊敬しているし、いちいち言葉にしなくてもお互いが何を必要としているかを分かっているような。
会社に行ってから練習に参加したヒョンは自分から見たら普通だったのに、終わった後すぐヌナはヒョンの隣に寄り添って「今日夕飯作るからこっちで食べようよ。」と声をかけていて、ヒョンはちょっと疲れたように小さく頷いた。
それを見て、ああ凄いなあんな風に分かり合えるのは。と思ったのは数年前。
海外の音楽祭に出演して帰国したある日。
着いたら本当に人が凄かった。
正直、向こうのほうが警備態勢良かったんじゃない?って思うくらい2列で進む僕達の両サイド、というか四方から押し寄せて歩くのも難しい。ふ
ハードなスケジュールの中で疲れてるヒョン達は疲れを滲ませて視線を下に向けながら少しずつ進む。
もう少しで外に出るその時、「キャー!」と悲鳴が聞こえて顔を上げると前にいたモナヌナの横の人達がバランスを崩して雪崩のようにヌナの方に倒れ込んだ。
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作者名:RIN | 作成日時:2022年11月19日 10時