女神達の秘密 ページ6
「じゃあ、お疲れ様でした！」
全体練習が終わって、夕飯何を食べるか最近ハマってる麻辣湯はどうだいやジャジャン麺だと話していたらじゃんけんに負けて掃除を終えたモナが1番に練習室を出て行った。
「ヌナ最近帰るの早くない？」
「すぐ帰るよね。」
ミンギュとミョンホ2人がモナが帰って閉まった扉を見つめる。
2人に近づいたドギョムがわざと真剣な顔をして「もしかして…彼氏？」なんて言うもんだからボッコボコに蹴り飛ばされてた。
しょうがない。自業自得だよ今のは。
「個人の仕事でもあるんじゃない？オレらが知らない」
ジョンハンが何事もなさそうに後ろに腕をついてだらーと両足を投げ出したままそう言った。
「そういやハルは？」
「ハルも出てったよ終わってすぐ」
オレも馬鹿じゃない。何年あの子達の兄をやってると思ってんだ。
また何か企んでるな、と直感で分かった。
こんな風に練習が終わると直ぐにいなくなるのもそうだし、最近2人とも宿舎にあまりいないようだった。
自分達より下の階で2人暮らしをしているモナとハルは結局オレ達が暮らす階にいることも少なくない。世の中がこんな状況になってからはそれもなるべく移動しないように言われて減ったけど、やりとりはしているし食事も一緒に食べるようにしていた。
ある時練習が終わった後の宿舎でミンギュが「ねえハルご飯パスだってよ。」とウォヌに話しているのを見かけた。
「まあじゃあ行くか。」と2人が出て行ったその後すぐホシが「モナパスだってー！」とディノ、スングァン、ジョンハンに叫んだ。
偶々だろうと思っていたけどそれは何度か続いて流石にどうしたんだろうと心配になった。
いや，マジでまさか2人とも彼氏がいるとか？だとしたら触れないでおくべき…いや、オレはリーダーだしやっぱり…
「クプス、何1人で百面相してんの」
完全に不審者を見る目でオレを見るジョンハン。いやお前気になんないの？！
「ウジヤ〜お前知らない？」
水を飲みながら、部屋を出ていく準備をしていたウジが振り返る。
「いや、知らない。」
「なんだよウジが知らないなら皆知らないわ」
と謎の法則。確かにそうだけど。モナウジはセットだから。
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作者名：RIN
| 作成日時：2022年10月1日 0時
