やってきたNeo Culture ページ24
チャイムが鳴ってインターホンのスクリーンを見ると帽子を目深に被った4人が手を振っている光景が面白くて思わずスマホで写真に撮った。
どこにも公開できませんが。
『スングァナ、玄関開けてあげて』
「はーい」
ガヤガヤした声が聞こえてきたと思ったらあっという間に玄関が賑やかになった。
「ウェーイ！スングァナ！」
「ジョンウヤ！」
お邪魔しまーす！Aヌナー！と次々に声が聞こえてきて、思わず口角が上がる。
「何でオレより先に部屋に入るんだよマーク…」
スングァンの声が聞こえてきたと思ったら「ヌナ！」と巨体が突進してきた。
あのすみませんうちのグループといい突進ってしなければならないルールでもあるんですかね。
『マーク、ヌナ背中折れるかもしれないわ』
「ヌナ、元気だった？久しぶりじゃない？ちょっと細くなった気がする」
『聞いちゃいないよ』
「Aヌナ久しぶりー！」とマーク同様私を抱きしめるドンヒョクもといヘチャン。
『ドンヒョガ、久しぶり。』
「ヌナずっと本名で呼んでくれるよね」
『ヘチャンの方が良かった？』
「いや、どっちでも良いけどなんかあんまりそう呼ぶ人今いないから。新鮮。」
『イ ドンヒョクじゃん。これからもそう呼ぶよ。』
そう言うとヘラリと笑う彼。いくつになっても弟感が抜けない彼もDREAMの中ではお兄ちゃんなのがびっくりだよ。
「ヌ！！ナ！！！」
大きく呼ばれた声に「おお、」とドンヒョクから離れると、後ろから突進して来て今度は身体が前のめり。
「ヌナ体幹のかけらもないじゃん」とボソッと言ったけどマークリー全部聞こえてる。
『ジョンウ〜〜元気？』
私を後ろから抱きしめたまま揺れるジョンウ。練習生してる時は…もっと小さかったのに。
「ヌナも元気？いつもスングァンから話だけは聞いててさあ 前会えたの一瞬だったじゃん？」
ariaがカムバックしていた頃UniverseでNCT Uもカムバックしていて一瞬被った時に廊下ですれ違った。「ヌナ！」と手を挙げる彼らに嬉しくなった。練習生の時に出逢ってなかったらきっとこんな風にはなってない。
「Aが作ったのこれ、凄い美味そうじゃん」
『挨拶より先にご飯ですか？ドヨンさん』
睨みつければ「モナヤ〜愛してるよ〜」と棒読み。追い出そうかなこいつ。
「追い出すぞみたいな顔すんな お前が好きなケーキ買って来たから」
ほら、と手渡された紙袋の中には最近好きなカフェの箱。
『キムドンヨン…愛してるよ。』
「ヌナチョロいな」
こらマークリーさっきから全部聞こえてるよ
Neo Cultureとヌナの話→←Neo Culture Boys
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作者名：RIN
| 作成日時：2022年10月1日 0時
