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『待って冗談でしょ、私も撮るの?!』
外にプリクラがあるのを見つけてミンギュと一緒にヌナを連行した。
「じゃ、オレは帰るから」
当たり前にヌナを見捨てて車に乗り込もうとするウジヒョン。
さっきまで?泣いてたのに?全然浸らせてくれないじゃん。このヒョン。
『ヤァジフナ!』
「おやすみ〜」
とりあえず1番手前のプリクラにヌナを放り込んで3人で撮ることになった。
1番小さいヌナを真ん中にして両脇に自分とミンギュが立つとあまりの身長差に3人で爆笑してしまった。1枚目まさかのそれ。
MG「待って2枚目なにする?!」
『何するって何?!』
DK「とりあえずチューしとこ!」
『は?!?!?!?!』
ヌナの頭に2人でチューしたら「は?!」しか言わなくて4枚目までは?!って言いながら映ってた。
MG「ほらあ、ヌナ全部は?!って言ってるじゃん」
『誰のせいだよ!』
ブースから出ると「ヌナ!映ろう!」と今度はスングァンに引っ張られて隣のプリクラに。
「オレ久しぶりにあんな泣いたな」
ポツリとミンギュが呟く。
「…ウジヒョンもあんな風に泣くことあるんだなあって、オレそれにもグッと来ちゃって…」
「分かるよ。」
「ウジヒョンもだけど、ヌナとハルが泣いてる姿も…最近よく見るようになったよな」
みっともない、と泣くウジヒョンの隣にいながら、その奥で1人で涙を流すヌナを見ていた。よく見たらいつも泣かないウォヌヒョンだって泣いてたし、スングァンもぼろぼろだった。
それを見ながら自分も色々な想いが込み上げてきたし、こんな風に皆で話しながら涙を流す時間最近あったかな。と振り返った。
再契約を終えてから一層15人の絆の強さを確認してそしてより強いものにしていこうとする中で最後まで再契約をするか分からなかったのはヌナだったから、こうして一緒に今もいるだけでジーンとしてしまう。
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作者名:RIN | 作成日時:2022年10月1日 0時