プリンシパル【SVT】

アイドル陸上大会6 ページ33

「良いんじゃん別に、お前女だもん」

前を向いたまま平然と、いつものトーンで言うから
怒ってるのかそうじゃないのかが分からない。

長くいるけど、この感じは初めてだ。

「うん、………」

ジフンの発言の意味が分からなくて、ジフンの横顔を見る事しか出来ない。

「安心した。」

「え…？」

「お前も女なんだなって。男をカッコ良いってハッキリ言ってるお前見て安心した」

「ジフン…」

「ホシの言い分も間違ってないし、お前の言い分も間違ってない。
お前が女である事は変わんないんだから、そこは忘れんなよ。」

「今、本当に今年一番ジフンがカッコ良い。」

「ふざけんな今年入ってまだ1週間だよ」

なんだか照れくさくて、ふざけてしまったけど。

ありがたい気持ちでいっぱいだった。

「私、ジフンがいなきゃSEVENTEEN出来ないね」

「・・・よく言う」

「だいちゅきでちゅよ〜プインプイン〜」

「殴るぞ(笑)」

そう言って、私の頭をクシャッと撫でて

それから珍しく私の腕を引いてメンバーの元に向かった。

JH「何そこ、なんかあったの」

「何で？」

JH「なんか、雰囲気？」

「私、やっぱりジフンがいないと生きていけないと思って。」

WZ「ヤア、マジでそういうのやめろって！お前わざとだろ！」

「何でよ〜私たち夫婦じゃん〜」
腕を組んで肩に頭を乗せると

WZ「あ〜・・・マジでこいつ・・・」

「でも肩はやっぱりもうちょっと高「お前控えめに言って殺すぞ」

「はいはい(笑)」

MG「ヌナ、ジョングクと仲良くなったの？」

「うん、結構話した。」

MG「”モナヌナ、ダンスも上手いし綺麗だしすごくいい人だった”って。」

「綺麗って言われた・・・」

JH「何露骨に喜んでんだお前」

SK「僕たちも綺麗って言ってるじゃん」

「あんたたちの綺麗は”言っときゃいいんだろ感”が否めない」

MG「ヌナと一緒に踊ってみたいとも言ってた」

「是非是非、単純に気になる」

JH「やめとけばいいのにこんな鬼」

「うるさいロン毛ジャイアン」

JH「クプス〜モナが他のアイドルにナンパされてました〜」

SC「！？！？！？」

「されてない！ユンジョンハン殴る！」

SC「お前、絶対ダメだからな。俺の目が黒いうちは」

SK「ヌナマジでダメだから！メンバーよりイケメンじゃないと無理！」

HR「オンニモテるよね。」


「あーもうマジ面倒くさい帰りたい誰かー」

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