プリンシパル【SVT】

女神の生誕日3 ページ17

メンバーがまだ馬鹿騒ぎしながらご飯を食べているのを横目に部屋を抜けた。

一階にある練習室には続々とケーキやプレゼントが届いていて、

一緒に写真を撮ってツイッターに投稿した。


デビューして初めての誕生日。よく見る光景がまさか自分も見ることができるなんて思ってもいなかった。

「凄い・・・・」

手紙も沢山届いて、びっくり。

地下室の声はここまで届いて、やっぱりあいつら煩いなと実感。

「何してんの？」

「突然背後に現れるの悪趣味。」

「お前もヘッドホン外すだろ。お互い様だよ。」

ギター片手に突然現れたジフン。

「皆は？」

「まだ食べてる。ハルがスングァンにはストップかけてたけど。」

「ハルに任せないとあの子食べすぎるからな。」

沢山のプレゼントの前に座っていた私の前に座る。

「ギター持って、どうしたの。」

「俺から、誕生日プレゼント。」

「え？」

そうやって弾き始めたのは私が大好きなBruno marsの”Just the Way you are”

”君の顔を見て、僕が変えたいと思うところは一つもないよ。なぜならば君は驚くほど美しいんだ、そのままの君でいて欲しい。”


”そして君が笑うと、世界が止まってしばしの間君を見つめるんだ”


「・・・終わり。」

「ジフナ、私、・・・本当にありがとう」

「好きでしょ、これ。」

「覚えてたんだね。」

「ずっと聴いてたし、前歌って歌ってってうるさく言ってたじゃん。」

「でも歌ってくれなかったでしょ、」

「次の誕生日に歌おうって、思ってたから。」

「・・・正直今泣きそう」

「じゃあ泣け(笑)」

「嫌です〜」

「A」

「何、名前で呼ぶなんて(笑)」

「誕生日おめでとう。生まれて来てくれてありがとう。」

「…………ありがとう…」


二人でまた地下に戻るとメンバーからのガン見。

JH「ヤア、主役がいなくなるってどういうことだよ。」

HS「また俺は置いてけぼりかよ〜」

「スニョン拗ねないの〜」

WZ「拗ねんな拗ねんな」

HS「なんかムカつくんだけど？」

「わかったツイッターに載せるツーショットはスニョンとにするから。」

HS「え、やった」

(本当、なんだかんだホシって単純)

(お前らこいつとのツーショットがどれだけ貴重かわかってないな)

(ヒョン、俺しょっちゅう撮ってます)

(ミンギュお前表出ろ)

(あーめんどくさはい全員撤収)

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