゜。*忘れな草～私を忘れないで。。。小さな恋の花～*。゜ (ページ8)

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゜。７話～貴方SIDE～。゜ページ8

しばらく、二人で抱き合っていると、

「・・・こらこら、そこのお二人方。いちゃつくのは俺の視界に入らない所でやって貰いたい。」

・・・という声が上から降ってくる。

あ・・・この声は・・・

「・・・Aとの、Love timeを邪魔するなんてね・・・命知らずもいい所よ？涼。」
「うるせぇよ。しかも発音良く言うなや。英語苦手な俺への嫌がらせかっΣ」

声の主は、小堺君だった。

「まぁ、私は万年６位ですけど・・・何か文句でも？万年赤点スレスレ涼君っ？」

汐乃ちゃんがそう言うと、

「１位でもねぇのに調子こくなよー！？」

・・・と、捨て台詞を吐き、
しまいには、

「彼女ほしぃぃぃぃぃぃいいいいいいいいいいいいっ！」

と言いながら走り去って行った。

『・・・ぷっ・・・ｗｗ』

おもわず、吹き出してしまう。

二人の掛け合い。
そんな楽しそうな光景。
それを近くで、隣で、眺めていられる。
これが私の日常になっているなんて・・・

いつのまにか、私の口角は緩み上がっており、一人にやけていた。