番外編 お月見2 ページ9
飛鳥がそれと指をさしたのは、ただの棒だった
繭「なんでこんなものが…」
桜「私らの持ち物じゃありませんし…」
す「となるとこれは…」
『誰かが悪戯するために置かれたもの…！』
といっても、このメンツに悪戯を仕掛けるのは…1人しかいない
飛「あの人、まだ着替えてませんよね？」
す「多分、あの人やったらこのあとくると思うけど」
美「よし、飛鳥」
飛「…わかっております
絶対に、外しませんから」
飛鳥は粉が入っている箱を少し変形させ、投げやすい形にした
静寂に包まれているこの空間に、部屋に向かってくる足音が聞こえる
そして
ガラッ
有「ヤッホー！なんか楽しそうなことになってるー？☆」
有馬が扉を開けた瞬間、飛鳥が粉を有馬に見えるように持ち、他の女性陣たちは有馬に向かって黒い笑みをうかべていた
有「…あれれ？
おっかしーなー…
もしかして、飛鳥が回避させた感じ？」
飛「はい。その通りです」
す「有馬様もなってみます？粉まみれに」
有「い、いや…ぼ、僕はちょっと遠慮したいな〜い、一応僕陰陽頭だからね！？」
コ「…飛鳥」
飛「承知致しました
では、失礼します、有馬様」
有「え、」
その後、飛鳥に追いかけられる有馬の姿が見られたとか見られなかったとか
有「わあぁぁぁぁ！！
誰か助けてぇぇ！！！」
飛鳥「逃がしませんよ？絶対に」
ーーーーーーー
繭「みなさん！お待たせしました！」
す「月見団子、完成や〜！
今回は飛鳥も作ってくれはったから、残したらあかんで〜！」
天「みたらしはあるのか？んん？」
士「それがあるわけ…」
飛「あるよ、天馬さん」
士「あるのか！？」
飛「はい、おそらくいるだろうなと」
天「…」
飛「…？どうしたの？」
天「似合ってる」
飛「あ…ありがとう…！」///
士「…なぁ、飛鳥」
飛「はい？」
士「繭良の着物って…」
士門の顔が少し赤くなっていること
繭良が士門の方をチラチラと見ていることに気づき、色々と察した飛鳥は…
飛「…行ってあげてください。
繭良様、一生懸命に選んでいましたから
「似合っている」とあなたが言えば、きっと喜びますよ」
士「あ、あぁ…」
勘「飛鳥、僕らと一緒に食いまスか？」
飛「はい！うまくできてました？」
憲「…うまいんじゃねぇの？」
勘「憲ちゃんは素直じゃないスなぁ」
憲「その呼び方やめろ！」
飛「…勘九郎様」
「なんスか？」
飛「…楽しいですね、こういうの」
勘「…そッスね」
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焔 - たたらさん編をだしてほしいですが (2020年11月20日 23時) (
レス) id: fe63b87852 (このIDを非表示/違反報告)
碧泰 - 飛鳥かわいいー (2018年10月14日 19時) (レス) id: 6c36e23e0e (このIDを非表示/違反報告)
クリナ(プロフ) - じゃんけん知らないの！いや〜面白いです。これからも頑張ってください。 (2018年6月3日 15時) (レス) id: 190285f25c (このIDを非表示/違反報告)
十夜 - ありがとうございます！ (2018年3月21日 21時) (レス) id: 8fd261922c (このIDを非表示/違反報告)
梨羅 - めちゃくちゃ遅くなりましたが、美玖編ありがとうございました！これからも頑張ってください！応援してます！！ (2018年3月21日 16時) (レス) id: eea179ec59 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十夜 | 作成日時：2017年9月3日 0時
