青色の少女と十二天将

32話 天馬編7 ページ36

飛鳥「………」

天「………」

書物置き場でなにも喋らず、飛鳥は本を読み、天馬は飛鳥を見ていた

パタン

飛鳥が本を閉じ、目を閉じる

飛「…ふー…」

天「…読み終わったか？んん？」

飛「……ん」

と言って、飛鳥は本をしまい始める

天「手伝った方がいいか？んん？」

飛「平、気……あ」

持った本の重さによろけ、倒れそうになるが、なんとか優れた反射神経で持ちこたえる飛鳥

天「少しは甘えてもいんじゃねぇの？」

飛鳥の頭をポンポンと叩き、本を持つ天馬

天「さっさと終わらせるぞ」

飛「…ありがと、天馬さん
あ、その本はここに…」

天「覚えてんのか？」

飛「一応、ね」

天「…んん？まさか、全部読んだのか？」

飛「あと少し、って言ったでしょう？」

天「マジかよ…」

そう言いながら、２人は本を片付けていった


ー飛鳥自室ー

飛「…やはり陰陽師の歴史は長い

読んでるだけで、目が疲れた

…天馬さんは、少し意地悪だけど…優しい人だ…

あぁ、なんかお腹、空いた…かも」


飛鳥は夕食までの間、侍女たちの手伝いをし

夕食も、少しは食べれたようだ


〜飛鳥のお泊まり天馬編 終了〜

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ラッキーカラー

あずきいろ

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