青色の少女と十二天将

23話 着替え ページ26

勘久郎「お帰りなさい飛鳥」

飛鳥「…はい…」

飛鳥が病室に戻ると、勘久郎と、すばる、鈩と…有馬がいた

すばる「なんかあったん？」

飛鳥「いえ、何も。」

すばる「そう
…紹介するで、鈩や、仲良くな」

鈩「( ＾∀＾)」

飛鳥「よろしくお願いします」

すばる「鈩はな、思っとることがこうやって顔文字で出てくるんや、便利やろ？」

飛鳥「…そうですか…」

鈩はしゃがんで飛鳥にパン耳を渡す

鈩「(*^_^*)」

飛鳥「…え？あ…だ…大丈夫です…」

鈩「(´・ω・)」

飛鳥「好きなんですか？…これ」

と飛鳥はパン耳を指差す

鈩「♪( ´▽｀)」

飛鳥「…そうですか」

鈩の髪に飛鳥はずっと気になっていた

飛鳥「…触れてもいいでしょうか…？」

耳のようになっているところがどうなっているのか

我慢できずに飛鳥は鈩に聞く

鈩「(*ﾟ▽ﾟ*)」

そっと飛鳥は鈩の髪に触れ、撫でる

すると髪は重力に逆らいピョンと立った

それが飛鳥にとっては楽しくて、撫でては立った、撫でては立ったの繰り返しをしていた

天使のような笑みを浮かべている飛鳥

遊ばれている鈩もなぜか嬉しそうだ

それを見ていた周りの人達は


全員「可愛い…」


思うことはみんな一緒だった

有馬「ねぇ、ねぇ、僕も撫でて！」

飛鳥「！！」

いきなりきた有馬に、すぐに鈩の後ろに行く飛鳥

有「うーん…やっぱダメかぁ…」

勘「当たり前ッスよ」

有「うー…
…ま、気を取り直して！飛鳥ちゃん！君にはちょっと着替えてきてもらうけどいい？」

飛鳥「え？」

す「じゃあ、こっちいこうなー」

有馬「すばるさーん後よろしくねー！」

ーーーー
別室

す「…これも似合うなぁ…
飛鳥にはなんでも似合うから迷うわぁ」

飛鳥「…すばる様…これは、どういう状況で？」

す「飛鳥の着替えを探しとるんやけど」

飛鳥「それはわかります」

す「流石にその服はあんまりやと思うてなぁ
この後十二天将全員が揃うところに行くんやし」

飛鳥「…え…」

す「なぁ、飛鳥はどれがええと思う？」

飛鳥「…えと…じゃあ、これ…？」

と、飛鳥は黒と白のワンピースを指差す

袖も長く、飛鳥が着やすいデザインだ

す「それでええの？」

飛鳥「…はい」

ーーーー

有馬「着替え終わった？…て、可愛いじゃん飛鳥ちゃん〜！」

勘久郎「！可愛いッスね飛鳥！」

すばる「やろ？」

有馬「じゃあ、いこっか！
十二天将のみんなは集まってくれてるからね！」

…この扉の奥に、十二天将の方々が…

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